銭洲 カンパチ祭り

おはようございます。

先日のトライアスロンで・・・

確かに脱水症状で倒れはしましたが・・・

話に尾ひれがつき、心肺停止で救急搬送され三途の川をわたりかけた・・・・

などどいう噂が出ている模様ようで。

人の噂はどういう具合に広がっていくのかよくわかりました・・・・w

最近、「たけ店長、ゼニスいかないんですか?」と聞かれるんですが・・・

ここまで水曜日に仕立て以外では船宿さんが出船したことないんです!

リーマンショック以来、景気の冷え込みでしょうか?

遠征船などはどこもそうですが・・・・

この燃料代の高騰というのは大変なもので・・・・

釣り客が2割ダウンするだけで出船回数が5割ダウンに影響しかねません。

下手すれば利益は7割ダウン。

ようは平日、3人で出船していたものが5人。

いままで3-4人で出船していた日数が出れなくなります。

釣果日報があがらなくなれば、当然、お客さんの目も向かない。

盛り上がりに欠けてしまうんですね。

釣りのお客さんというのは、自分は「釣り癖」と表現しますが・・・

毎週いきだすと、毎週いかなければ我慢できなくなる。

あれほど行きたかったのに・・・・

これが、1ヶ月もいけなくなると、2ヶ月でも3ヶ月でもいかなくても我慢できるようになる。

釣りというのは、「パチンコ依存症」とも似た症状でして・・・・・

パチンコで大当たりだした時の脳の状態というのは脳内分泌物の分泌が活発になり、一種の麻薬中毒状態になるというのは、最近よく知られております。

まー釣りもこれと同じ状態でしょうね。

パチンコで言えば大当たり状態を体感するようなもので・・・・

よーは・・・釣れれば、超気持ちいいんですよ!

さて、ということで・・・・

ドーパミン大量放出を求めて7月11日水曜日。

久々のゼニス出撃です!

まー長かった・・・・4月・・・5月・・・6月と・・・・

夜10時半に店の駐車場に集合して、東名走って西伊豆土肥港へ。

今回は「とび島丸 11号船」

派手なマイクパフォーマンスでお馴染み、とび島丸、兄貴である鈴木忠文船長の操船です。

  イメージ図です・・・

午前0時半、港に集合。

出船前のミーティングで、本日の釣りたい魚種をあげ、数日間の海況からみた、諦めたほうがいい魚種・狙い目の魚種を決め、時間帯別の釣りの流れを予め打ち合わせします。

こういうミーティングは今年から初めているみたいですが、慣れた人でも、初心者の人で1日の段取りをイメージしやすいのでいいですね!

潮が激速でモロコやオナガを狙っても無駄ですし、カンパチ潮・シマアジ潮と相反する状況があります。ムロがとれる時間帯もあるでしょう。

お客さんの層によっては、カンパチ以外のお土産を持って帰りたい方、カンパチ以外はいらない!という方もいるでしょう。

さて・・・・午前1時、ベタ凪の中船は静かに港を出港。

ゼニス海域に到着したのは午前6時過ぎ。

予報では7-8mは吹いて、雨も降るような予報でしたが・・・・

想定外の晴天&ベタ凪・・・・

港に帰るまでこの状態でしたw

まずは、お神酒を撒き、一年の安全祈願から・・・・

さてさて・・・・ゼニス到着から、釣り開始の午前7時まで、とりあえずムロアジの餌釣りができます。

出船前のミーティングでもありましたが、ここ数日、チビムロの確保が厳しい状態。

但し、5-10キロクラスのカンパチが多いのでデカムロで十分勝負可能とのこと。

ボチボチムロアジ確保してイケスにはデカムロ15匹、中の小くらいの小振りが1匹。

サビキは「チビムロサビキ」 もう、この時期からはチビムロサビキで十分です。

水深が10-20mなので、水面でバラバラとチビムロが取れない状況以外は手釣りではちょっと厳しいですね。

午前7時、ネープルス周り、いわゆる島周りという場所で釣り開始。

ハリスは40号、針は22号 2m。

ハリスよく2ヒロとか長くとる人もいますが、ゼニス遠征船の釣り座間隔でそれをやると極端にオマツリします。ご注意ください。

あと、針を小さくする人。

当日の間隔ではハリス40号、針25号でもいいかな?という感じでした。

小さい針はすっぽ抜けるか、外れるだけ。

お客様でも、ゼニスで僕も認める達人は共通して針がでかいです。

当日まず最初のカンパチは左舷2番目で食いました。

この流しでこのタイミングで急いでムロを交換しましたが、続けてきたのが左舷、大ドモ。

竿は剛樹 スタンディングバイトSR17 金箔・銀箔仕様
リールはサイトウ精機 クラッシック 

Sさんお見事!!!

チャンスと見て、この流し2回目のムロチェンジ!

追いましたね・・・・ニヤリ

船長の魚探にもくっきり、水深20mから40mまで一気にカンパチ追跡の軌跡。

オモリ着底やいなや、コツン!と頭抑えた感触がきたので送り込んで、カンパチが走ったところで渾身の合わせ。

糸ふけがあったため、一発目の合わせでは感触が甘かったので、急いでハンドルを回して2発目の追い合わせ!

ここでガツンとフッキングの感触。

重さがあったので船長に「確実に7キロより上、そこそこのサイズだぜぇ~」

慣れてくればかけた瞬間に魚のサイズはわかるようになります。

さて・・・・・上がってきたのは10kgサイズのいいカンパチ。

まさに本日、カンパチ祭り!

メリメリ!っと竿が突っ込んで・・・・・

竿 アリゲーター シャープ
リール TICA ST16

流すたびにバリバリ!

流すたびにバリバリ!

流すたびにバリバリ!

流すたびにバリバリ!

竿 剛樹 SB 17MR 
リール サイトウ精機 クラッシクG

流すたびにバリバリ!

ボクシング ヘビー級 東洋チャンピョン♪ T君

まさに・・・・マッスルマン・・・・・

17.05kgのヒラマサに 16.8kgのカンパチ揃い踏み!

仕事のトラブルの中、直前までドタキャンか?という状況で無理くそ休んだSさん・・・・よかったねー
しかし・・・・こんなに日焼けして大丈夫だったのであろうか????w

ヘビー級 東洋チャンプ T君 17kg ヒラマサ、片手アッパーカットで軽々もちあげてんじゃねーwww

ムロは残り少ないですが・・・・チャンスと見て1流し、1~2回のムロ交換してぶち込みまくり、5キロサイズのカンパチを1本追加!

こうなると余裕出てくる。

巨大カンパチ狙いで、ハリス50号、針25号にレベルアップ。

ムロもあえてデカムロ勝負!

これでまた5キロサイズのカンパチゲット!

そして、4本目の当たり!

これはグングン、グ~ンと走ったので渾身の合わせ食らわれましたが・・・・

スポッ!  抜けた・・・・・

こういうスッポ抜けはよくありますw

自分の経験上、こういうやつは、餌が抜けてなければ5割の確率で再アタックしてきます。

仕掛けをそのまま底まで落としたら・・・・・

またグングン!!! 

おっしゃー!

で合わせたら・・・・

そのまま餌とられました(泣)

まー当日はかなりハリス50号ぶっちぎられておりましたから・・・・

ということで・・・当日はカンパチ3本ゲット!

天気良い中、みんなでハイポーズ!

残念ながら船中10名中、2名坊主くらってしまいましたが・・・・

同行した皆さん、自己記録更新のカンパチをゲットされた方も多く楽しめました。

カンパチは最低でも4.5kg~最大17.05kgサイズ  10本

ヒラマサは 8.1~16.8kgサイズ   3本

ブリ 8.55kg   その他ハガツオ

ハリス50号ブッチギレ多発!

見事に中型~大型サイズでまとまりました~

自分のカンパチ5~10kgが小さく見えるし・・・・笑

なお、当日の模様は、当日に同船した「釣り情報」特集で8月1日売りに掲載される予定です!

こうやってゼニスいって皆さんの釣り方みていると・・・・

合わせが甘い方がまだまだ多いです。

こういうカンパチは玉網ですくって、船べりに落としたところで針が外れているということが多い。

自分のカンパチ。

自慢じゃないですが、たいがいペンチ使わないと外れないようなところに針がきっちり貫通してます。

途中でバラす方。釣り上げたカンパチの針がすぐ外れるような状態の方。

合わせ方をもっと工夫するか、針のサイズ、種類を考えてみてください。

基本的には「針のサイズはムロに合わせる」

ムロは大ムロ、中ムロ、小ムロいろいろいます。

全て同じ針の大きさというのは無理がある。

例えば、水深20m以内ならハリス30号針20号とか・・・・水深40m以内ならハリス40号に針22号、水深60mあったらハリス50号に針25号とか、そのときに使うムロアジによって仕掛けを合わせる必要があります。

自分は面倒でも、ハリスの号数をかえます。

それによって使うムロアジのサイズも異なりますから。

はいっやって~~~水深○○mとか聞いたあとだと間に合いません・・・・

ひとつは島との距離が目安です。

意識していればわかるようになります。

島から離れるほど深くなる。

まーこんなイメージでいいと思います。

まーたいがいの方は「どこを流しているのか?」かすら、わかってないと思います。

水深によって使うムロアジを変える。

浅いところは小さいムロアジ、深くなるほどでかいムロアジ。

水深80mでいくらチビムロいれても喰いません!

濁り潮、こういう時はムロよりサバ。

自分はよく使います。

サバは状況しだいでは特餌にもなる。

自分がサバで連発していて、「サバ使え!!!」といっても使わないで、ムロアジ投入する方。

まー初心者の方にイケスの中のムロアジ見て、一番いいムロアジどれだと思う?

と質問してもほぼ9割以上の方が間違った解答をされます。

ムロアジを選択した時点で既に負けている方が多い。

もちろん、それだけじゃありません。

攻め時、必要。

攻める時は徹底的に攻める。

待たない。

徹底的にムロアジを動かし、追わせる。

置き竿? 

勝負になりません。

自分のリールは最短の手返しでムロチェンジできるようにギヤ比1:6 

男の超高速巻き仕様。

サイトウ精機のクラッシクは1:4、1:5、1:6と3種類のギヤ比からチョイスできるのでお勧めです。

南方なら上げ下げ重視の1:6、マグロなら1:5、モロコ狙いなら1:4 という感じですね。

もちろん、魚食ってもこれだけのハイギヤになると巻けません。

でも、魚なんぞ滅多に喰わないからいいですよw
そん時、頑張れば!

1時間に1本食ったらそりゃー大騒ぎですが・・・w

ムロが少なくとも1流しで2-3回のムロチェンジしなきゃならんときもある。

これが攻め時。

人の暴れみて急いでムロチェンジするときもある。

僕はよく「この流しでムロ使いきれ!!!」とハッパかけます。

魚探見て、この日、最高の反応というときです。

自分よく魚探見ているのでよくわかります。

この日は最大で40匹近いカンパチの群れが通過したときがありました。

この通過で3本カンパチヒットしてます。

ムロアジのカンパチ釣りは腕の差がでます!

カンパチの泳がせ釣りは奥深いです。

今日、残念ながら坊主くらった方。

どーもリズムが悪い。

入れ食いの時に、根掛かり連発とか・・・・

ムロの玉切れとか・・・・・
いいタイミングでバックラッシュとか・・・・
何故か最悪の状況がいいときに多発してしまう。

ちょっと底近くを攻めすぎていたような感じもします。
カンパチは追わせて何ぼ。
デカムロはとにかくカンパチは良く追います。

特に今日の食わせたポイントは起伏が激しいので底ベタキープでは根掛かり連発して釣りにならない。

この起伏の根頭ラインでカンパチは移動しています。

この根頭の水深ラインから、ばーっと追わせてぱっくんちょのイメージのほうがいいかもしれません。

まーこういうリズム悪い日は自分もありますけど・・・・
またリベンジしましょう!

ゼニスはこの7~8月はチャンスです!

梅雨明けから一年で海が最も凪になります。

当日も帰りはほぼ無風状態、晴天デッキの上で日焼けサロン開設。

仲間と体いっぱい光合成させて・・・・

楽しんで帰ってきました。

ということで・・・・・日焼けヒリヒリ・・・・

7~8月はメインシーズンなのでほぼ毎週でもゼニスいきます。

勇者募集中!