ジェーソン・バトンとの戦い

おはようございます!

まー今年はよく台風がきてくれますなぁ~

そんな中で、相変わらす相模湾のキハダマグロが絶好調でして・・・

毎週のように40キロだ、50キロサイズのキハダマグロが上がってます。

300mの道糸で小一時間やり取りしたあと、船縁まできたのに、そこからまた300m走って道糸全部出し切っていかれたお客さまもいます。

マグロ舐めちゃいけません。

一生に一回上がるか上がらないかの大物です。

マグロ行かれる方、できれば道糸は400mは最低入れていきましょうね。

またマグロも大型化してきたので、ここで有効なのは「かもし天秤」。

ヒラマサのかもし釣りではお馴染みのやつです。

キハダもイナンバじゃ、遠征船の間でも「かもし天秤」使うのがセオリーなのですが、どうも相模湾ではほとんど浸透していません。

お客様でも、こういうでかいのあげてくる方は「かもし天秤」です。

「かもし天秤」の最大の特徴は、魚が走った場合に、コマセカゴの抵抗をうけない。

全遊動ですから、コマセカゴだけおいて仕掛けが走ってくれるんです。

だいたいハリス20号とか細ハリスで瞬殺でやられている方は、コマセカゴの抵抗で切れているケースがほとんど。

ちなみに、たけ店長は細ハリスでの真鯛、ワラサでもこの「かもし天秤」はよく使います。

だからハリス0.8号の真鯛とか、ハリス2号のワラサができるんですよ。

ちなみに、お勧めは絶対にSICかもし天秤。

かもしラインみたいなナイロン糸ならノーマルのステンかもし天秤でもいいのですが・・・

PEラインで使うと、ヤスリでこすっているようなもので・・・・

一回で天秤削れて溝ができ、ラインもマッハでボロボロになりますのでご注意ください。

先日の10月7日。

世界トライアスロンシリーズ横浜大会に参加してきました。

NHKのBS放送でも生放送されておりましたのでご覧になった方もいらっしゃるかと思います。

横浜の山下公園をメイン会場にして、2日間、市内の交通規制をひいて行われる、珍しい都市型のトライアスロンです。

前日に大桟橋で競技説明会をうけ、当日は朝6時に会場入り。

バイクをセッティングしたり、試泳してアップしたりと・・・
スタート時間を刻々と待ちます。

横浜の場合、コースが狭いので、ウェーブスタートといって、大きな集団で約1時間区切り、その中でさらに3分間隔で次々とスタートしていきます。

今回はオリンピックディスタンスといっていわゆるショートの距離の大会。

スイム1500m、バイク40km、ラン10km   合計51.5kmしかありません。

スイムは750m×2周回  山下公園前の特設の桟橋からスタートして、氷川丸のへさきに向かって泳ぎ、 そこから氷川丸の左舷に沿うように泳ぎ、岸沿いに桟橋に戻る三角形のコース。

バイクは6km×6周回コースでコーナーが多く、トライアスロンでは異例の全100箇所近いカーブがあるというテクニカルなコース。しかも一箇所、環七の立体交差に相当する橋があり、これがギヤを2-3段は落とさなければならないような、けっこういいのぼり。これが12回出現します。もちろんコーナでの減速・加速含め、この負担はボディーブローのように効いてきます。

ランは山下公園内をスタートして、本牧の倉庫街を走り折り返してまた山下公園内を抜けて、大桟橋を超え、折り返す約2kmのコースを4周回半。

コース的に高速セッティングではないので、自己ベストなどは期待せず、今回は大観衆の中、とにかく普段の練習ペースで走り抜けることを心がけました。

普段のスピード、普段のフォーム。

今回はF1レーサーの元世界チャンピョンのジェイソン・バトン選手も参加しております。

特に気合も入りまくりますわ。

これが・・・自分も負けそうなカッコいいイケメンでした。

え?負けてる?

スイムは台風18号の接近の中、非常に泳ぎずらい。
台風17号の通過直後なので、海水も激濁り。

当然、バトルする気がなくても選手同士の接触も絶えません。

201111221701000

自分もガツン、と真横からこられ、ゴーグルがずれてしまい・・・
なんとか片目で泳いでましたが、これがどうも見当違いの方向。

大きくコースを離脱して気がつくと、ぜんぜん違うブイを目指して逆向きに・・・
約300m近いロスしてしまいました。

それにしてもスイムは人よりは速いので、余裕でランへのトランジット。

スイムの頑張り度 70% (当社比)

いわゆる、疲労が残らない、ぶん流しちゅーやつです。

まだ自分のウェーブは泳いでます。

スイム会場からバイク会場までは500m以上ランがあります。
これが・・・長い!長い!

バイクは本牧埠頭の倉庫街を網の目のように走り抜けます。

最初は、横浜トライアスロンって観覧車の下や赤レンガ倉庫ををさっそうと走り抜ける・・・というイメージや期待感があったのですが・・・

僕らエイジグループはまーダウンタウンの廃墟の中を走っている・・・というのが正直な感想・・・

それでも、マリンタワーの前の180度ターン近辺は観衆も多く、気合が入ります。
本日の最高スピード、この直線の大観衆の前で叩き出した時速56km/h

時速35km/hペースでは走ることができました。
前一ヶ月、自転車は1日しか練習してないにしてはマズマズだと思います。

バイクの頑張り度 80% (当社比)
ランのため、体力温存に努めましたw

そして最後のラン。

山下公園の中を走り抜けます。
今年の夏はほとんどランの練習で明け暮れましたので・・・

ランは10km55分を目標。

とりあえず1キロ5分半のペースで走り出し。
いつもの走り。手の振り、腰の位置、目線、着足地点・・・
とにかくいつも通りにこだわりました。

時計は当日、忘れてなかったのですが、普段の練習での体感ペースは嘘はつきません。

途中、台風接近のため、ザーッと一時雨が降ったのも味方してくれました。

ラスト3kmからは、1キロ5分にギヤチェンジしてスピードアップ。

そこでアクシデント発生!

残り2km時点の、歩道橋のスロープ下りを勢いよく駆け下りて、180度ターンのところで・・・

踏ん張った瞬間に左ふくらはぎに痛み。

一瞬、足が攣ったのかと思い、エイドステーションで足を伸ばしたり、水で冷やしてもらいましたが・・・

回復気配なし。

痛みは増す一方・・・・・

しかし、しかし・・・残り2kmたらず・・・・

一気に走ったる~~~~

ビッコで走る決意。

痛みこらえて、嗚咽をあげながら走る姿・・・

写真にとられてしまった・・・
それでも上半身で強引に足を引っ張り続けキロ6分ペースを維持。

そのままゴール。

ショートのゴール写真って・・・全然達成感ない顔なんだよなぁ・・・
記録は3時間ジャストの、平凡なタイムでしたが・・・

この大きな大会で、気持ちよくレースができました。
応援にきていただいた方々に感謝です!

ランの頑張り度 タイム的には90%ですが、精神的に150% (当社比)

ライバルのバトン選手がスイム終了時点でリタイヤしましたので、結果的に、世界最速の男に勝利しました。

10月21日は今シーズンラストの川崎扇島大会。

同じくショートの大会です。

痛めた足は、やはり肉離れでした。

前々からお世話になっているGODハンドを持つ、整体の先生のところで荒治療していただいたので、驚異的な回復力で現在は痛み・違和感は消えており、ウォーキングは再開できるようになってます。

トライアスロン的には寒い大会ですが・・・自分は寒いくらいの大会のほうがいいのでこの大会では記録狙っていきたいと思います。

どMな日々は続く・・・・・