でました巨大カンパチ!&初トライアスロン大会(ショート) 

おはようございます。
まずはビッグニュース!
ゼニスで超弩級カンパチがあがりました!

48.8kg 全長182cm 
松井の親方がやってくれました! 



一時期、体壊しなかなかゼニスにいけなかったですが・・・
復帰してのこの1本!
お見事です!

ちなみに竿は剛樹 S17 リールはアリゲーターバトル20です。

巨大カンパチを上げて大漁旗をなびかせて帰港する、とび島丸

カンパチお持ち帰りの図 
さすがにイーグロー162QTでも頭と尻尾が出てしまいます(笑)

なにはともあれ・・・・
長年の常連様がこういう記録的な大物を釣り上げてくださったのは喜ばしい限りです。

さて、9月25日 土曜日  たけ店長、トラアスロン初のオリンピックディスタンス競技に出場してきました。

新潟で行われた 村上・笹川流れ国際トライアスロン大会。
トライアスロン、ジャパンカップのランキングイベントにもなっている国内では重要な大会です。

距離はスイム1.5km、バイク40km、ラン10km。  合計51.5km。オリンピックの正式種目となっているオリンピックディスタンス(ショート)の大会です。

また、国際の冠がついているように外国人選手の出場も多く、10人に1人は外国人選手。

前日の土曜日、昼前に都内出発。一路、関越道を走り村上へ。
しかし・・・遠い遠い!




前日の受付は17時まで。

16時に大会本部に到着して、前日の受付完了!

これで明日は若干余裕がある。

そのまま車走らせ、片道20kmのバイクコースチェックに。
自分の走っている感覚をイメージしながら車のメーターみながら何キロに登り・・・とか往復の距離の目安となる目印をチェック。

残り距離感覚がわからないまま走るほどつらいものはないからね~
バイクコースの下見とランコースの下見をすませて急いで大会本部にリターン。

競技説明会。
ここでローカルルールの確認などが行われます。

説明会がおわり、日本海に沈む美しい夕日を見ながらホテルへ・・・・
この村上、夕日の絶景が売りです。

西伊豆の土肥にも並ぶ夕日の美しさですな~
ホテルで軽く温泉に入り特に体動かすでもなく夜10時には就寝。

翌朝は6時に起床。
ホテルで朝食バイキングをたらふく食べてエネルギー補填OK!

7時に競技スタート地点のスイム会場に到着。

スイムコースはこのテトラポットの内側を横に泳いでいく。

ここでスイム~バイク~ランの種目の切り替えになるトランジットの準備。
早い時間だけど、けっこうもうみんな準備してる。

足には ぎょさん♪
最短でトランジットが済むよう、念入りに準備。

ウエットスーツはこのトライウェアの上に着るようになります。
暑いので直前まで着ません。

支度が済んで会場を回り、顔見知りの方にご挨拶。
特に緊張はしないが・・・・
この大会前の緊張感は大好き。


スイムのフィニッシュゲート。

スイム終了後はここを駆け上がってきてバイクへ乗り換えます。

競技は開会式のあとに9時半からエリートクラスから順次スタート。

まずは、日本を代表するエリートコースのスタート。

もちろん、次回のオリンピック候補たち。
さすがに速い!!!

しかし・・・見ていると可哀想に・・・・飛びぬけて遅い人もいる・・・

あれでエリートクラス???という失笑をかいながら・・・・

3分後に出たエリート女子の軍団にも追い抜かれているし。
しかし・・・・競技後のリザルトを見たら、あの飛びぬけてスイムの遅いエリート。

なんとランでは他を圧倒する10km30分で走っていた!

マラソン世界トップランナー並みのスピード!

エリートクラスに選らばれるには何かしらあるのね・・・・(驚)

さて、エリートの男女のスタートも終わり、いよいよ国際部門(エイジグループ)のスタート。

自分は国際部門(エイジ)第3グループ。


スタートは3分間隔で各グループごとに沖合いに並び、ホーンの合図とともにスタートするウェーブスタート。


こうすることでスイムスタート時の混雑による激しいバトルを若干ですが、回避できます。

遅い人はバトルを避けて後方からスタート。

タイム競う人はもちろん、最前列で虎視眈々といい位置キープを狙ってます。
前回の初トライアスロンはスプリント競技の厚木大会。

この時は滅茶苦茶なペース配分と、暑さで撃沈。
今回は初オリンピックディスタンスということでとにかく完走!

せっかく新潟まできたのだからペース配分を考えながらタイムより気持ちよく完走したい!



9時53分、定刻に自分の第3ウェーブがホーンとともにスタート。

スタートしてすぐ激しいバトル。

自分も2人ほど沈めながら第二集団くらいにつく。
元高校水泳部なのでスイムは得意種目。

スイムはここで先行というよりとにかく体力温存!

スイムは750mを2周。

波は50cmベタ凪だが、台風の影響がまだ残り激濁り。

視界は80cm位。

ブイが並んでいる直線を時計回りなので一番のブイ寄りからスタート。

息継ぎしながらブイとの距離だけ見て進む。

これだとヘッドアップいらないので楽チン♪
しかも右に泳者がないので水飲む心配もなし♪

ちなみに、トライアスロンやりたいけど・・・泳げない・・・・
という方でも大丈夫!
自分の知人は20mしか泳げなくても何回もトライアスロン完走している。

このウェットスーツ。いわゆる浮き輪みたいなもんで・・・・

着ているだけでプカプカ。

潜ろうにも潜れるものではない。

顔上げた平泳ぎの人もいるし、背泳ぎの人もいる。

というわけで・・・カナヅチの方もご安心ください。

しいていえば!200m泳げるようになれば1000mだろうが10000mだろうが泳げる。

これ、自分スイミングクラブのコーチしていた経験。

さてさて・・・・たけ店長。

ウェットスーツの強烈な浮力のおかげで、足はノーキック。

だって、キックうたなくても浮いているし・・・・

余分な体力はつかいたくない。

完全に上半身のアームだけで前泳者の僅かな水流をたよりにちんたらのびのびペースで周回重ね、半分の750m時点で3分前に出た第2ウェーブのメイン集団に追いつく。

2周回目で6分前に出た第一ウェーブの集団後方においつき、そのままスイム完泳!


スイムだけならあと24時間泳いでろ!といわれても泳げるペース。


スイムラップ0:32:09 約700吊中 184位。

トップで22分だから1500mより少し距離が長いかな? 

いつものスイミングでは1500mがだいたい25分切るくらいだから、あーちんたら泳ぎすぎ?と思いながらも・・・・
キック温存の下半身は元気いっぱい!

勢いよくトランジットへ。


  結構、いい写真でしょ♪

後方には外国人の方。その後ろのピンクの帽子は3分前にスタートした第2ウェーブとなります。

トランジットエリアでウェットスーツを脱ぎ、バイクシューズを履く。
ヘルメット、サングラスを装着してそのままバイクスタート。

坂を登る、たけ店長
バイクスタートエリアから道に出るところの坂。
この坂が12~13%はありそうな結構いい斜度(笑)
自転車降りて登ってもOK!と看板がありました。

しかし~ギャラリーも多い場所なので平然とした顔を装い、坂を登る。(結構きついw)
バイクは20kmの往復。スタートして5km地点でのぼり坂。

ちょうど登り坂と格闘しているたけ店長

往路は推定風速6~7mの向かい風。

朝よりは風が吹き出した。


日本海を右に見ながら、多少のアップダウンはあるものの・・・・

地方大会には珍しく基本的はフラットなコース。
ここでも体力温存!

自分は10~20kmがけっこう鬼門のなもんで・・・往路はチンタラ走る。

走り初めて気が付いた。
サイコン(距離・スピードを計測するサイクルコンピューター)が動いてない!

大会直前にホイールをキング三浦氏に組んでもらったMUURの決戦ホイールに変えてそのまま。

マグネットの向きは確認したのだが・・・

理由は一目瞭然。細身になったのでセンサーをマグネットの間隔が広すぎたのだろう・・・

まーいいや!風を感じながら気持ちよく走ろう♪(←典型的なO型)


前日の下見でだいたいの距離や目印は頭に入っているし。

とにかく折り返しまでは抜かれてもおとなしく・・・
といってもバシバシに速いTTバイクに抜かれている。
さすが直線番長バイク!

中には、違反行為である、完全ドラフティングの10吊くらいのTTバイクの速い集団が2つ。

自分がスイムで抜いた第2ウェーブの選手たちだろう・・・・
チームでドラフティングで回している奴らもいる。(けっこう頭にきた)

トライアスロンは自分の力で完走してなんぼの世界。

ロードバイクでよくある集団走行はルール上、禁止となっており、マーシャルにみつかると3分のペナルティータイムを加算される。


特にバイクは風の抵抗との戦い。

抵抗の80%は空気抵抗といわれ、前に走っている人のすぐ後ろを走ると、空気抵抗が減り、3~5kmは時速アップできる。
そこまでして完走して嬉しいか・・・・
一人黙々と走り続ける。

さて、20kmの折り返しに到着。

前日、車で走ったときより近く感じるのは一度走っているからだろう・・・・

ここまでくると抜かしてくるものはほとんどなし。
折り返しして、前半のうっぷんを晴らすように、エンジン始動!


追い風にものり、前半抜かしていった奴らを元気いっぱい抜いていく。

残り10km、まだまだ下半身には余裕あり。

くどい???

そろそろ足に来ている集団を気持ちよくアタックかけて抜いていく。
残り2kmにきた。

目前に、先にスタートしたエイジでもトップクラスのハイレグの女の子発見!
この子がいる時点で・・・・

そんな悪い位置にはつけていないと思うが・・・・
しかし・・・開会式でも見かけが・・・・
素晴らしい小麦色した筋肉質のおみ足。

決してやましい気持ちはないけど・・・・

決してやましい気持ちはないけど・・・・

決してやましい気持ちはないけど・・・・

後方は特に追ってくる選手が見えないので・・・・
その子の後ろにつきながらバイクに搭載している飲料を補給し・・・・

ランのためにペースを落とし・・・・・・
時折ダンシング(立ち漕ぎ)しながら足首をほぐして・・・・・
バイクゴール直前でさっそうとその子をかわしてトランジットへ。

1:24:45  この時点で308位 バイク順位だけ見ると359位は前半流しすぎ?
もう1発40kmいけ!といわれてもいける感じ。
いつもの練習ペースより10分位遅いし・・・

でも・・・・ここまでは思い描いた通りのレース展開。
トランジットエリアでバイクをラックにかけ、シューズを履きかえてランに突入。

鬼門の長距離ラン。
とにかく自分はランが遅い。


高校時代は校内でもベスト3に入る韋駄天スプリンターであったが・・・・
走るのも、泳ぐのも典型的な短距離型の速筋タイプ。

これが・・・・長距離となると・・・・
普段、練習してても10km70分ペース。

振り返れば・・・・
トライアスロンに挑戦しよう!と思った6月の最初の5km走は70分かかってたからね~~~ 

ここんとこ走りこんで5km30分ペースまでは上がってきたが・・・
スイム・バイクの体力温存が功を奏し、遅いながらも、自分の中では走り出しからランは絶好調♪

足が回る回る♪



しかし、走り出して500mもいかんうちに、さっきのハイレグの子に新幹線のように抜かれる。


そのままついてこうにも・・・・・

スピードが違う・・・・

4kmにきついのぼり坂があるので、そこまでは淡々とマイペース。
いつも、練習で走る5km30分ペース。

しかし・・・抜かれる!抜かれる!


まーいかにも速そう!という人に抜かれているのでいいが・・・

初戦の厚木大会のようにフラフラになり、ヨタヨタのおばはんに抜かれることはないようにと頑張る。

5km過ぎて街中に。
古い城下町の町屋を2周回半するのがこの村上大会の特徴。

1kmごとに設置されているエイドステーション(補給所)が嬉しい。
暖かい声援も後押ししてくれる。

道端の子供たちとハイタッチしながら走る。

気持ちよい・・・


わざわざ、ゼッケン番号から自分の名を調べ、名前を読んでくれたおねーさん。

カッコいい!(←ここ重要 テストに出ます)  ガンバレーと応援してくれた女子高生軍団。

おもわず、頭の髪の乱れを直しながらVサイン。
村上の人たちは本当に暖かい。
エイドステーションでは子供がわざわざ氷入りの水を紙コップで渡してくれる。
つめて~~~
しかし、気持ちよい♪

火照る体を鎮めるために、1杯目は口にし、2杯目は頭にかぶり、3杯目は肩口から背中のウェアの中に流し込む。
これが大誤算!


ワンピースのトライアスロンスーツだった!
コップの中の氷が・・・・
背中を伝わり・・・・・

だいたい想像つきますよね・・・・・・
見事に黄門さまへ・・・・


うっ!!!

違う方向に逝きそうになり、あわててケツを振り振り、氷の排出に成功。


こんなアホなことしている場合ではない!

残り2kmで足が残っているのでペースアップ。
そしたら・・・残り1kmで左胸が締め付けられるように痛くなってきた。ヤバイ???

心筋梗塞にでもなったら見も蓋もないのでラスト1kmのエイドで30秒ほど立ち止まって様子見。

痛みは20秒ほどで消えてきたので・・・・
ジョグペースでたらたらとそのままゴール! 

自分の後ろに見えるゼッケン376番は先に出た第1ウェーブスタートなので自分よりスイムスタートの時間差で+6分、その後ろは400番台なので第2ウェーブスタートで+3分ということになります。

あ~~~ゴールした時は顔をあげればよかった・・・・
決めポーズをもって練習せねば・・・・・   

反省・・・・・・・・・・・

そこかい!

結果387位 3:00:02 あらら・・・2秒オーバー(笑)

全体で700位くらいだから・・・半分よりちょっと下か・・・・

前半あれだけ流して300位で折り返しているんだから・・・・
初ショートレースとしては手応えあり!

ランは1:03:08今の自分では頑張った満足いくタイムだが・・・
ラン部門だけで見ると481位 52人にも抜かれた~ 

あーかなりの鈊足・・・


しかし満足度200%!
気持ちよかった~~~~


今の自分の持っている力で十分に頑張ったと思います。
自分に勝ったと思えた51.5km


自分のタイムの前後は10分の中に100人ひしめくとこなので、次ぎのレースでは、とりあえずあと10分短縮してあのゴールに戻ってきたいと思います。

目安、2時間50分で300位、2時間40分で200位、2時間30分を切ると100位以内という感じ。

ゴール後のお楽しみは・・・・ご当地、村上牛。
昨日は時間がなかったので・・・
フィニッシュ後、着替えてすぐ食べにいきました。
たいへんジューシーでおいしゅうございました。



そして、しばし城下町を散策。
外観に誘われてふらり入った酒屋さん。店内に、僕のおじさんが乗っていたのと同じ昭和初期のラビットというスクーターがあってしばらく、懐かしく親父さんと話し込んでしまいました。

お茶屋さんでは抹茶ソフトを・・・・
おいしかった~~~~♪

この大会で今年のトライアスロンはシーズンオフです。
東京に戻り、3日後にはバイクで単独200km走破。
こちらについては後日またブログで・・・・

冬場はフルマラソンの大会にいくつか出場してランを鍛えたいです。
鉄人への終わりなき挑戦は続きます。

応援よろしくお願いいいたします。