4月28日、シマアジに続き、アカイカ泳がせ釣りが始まりましたので出撃してきました。
とび島丸11号船です。今回は予報では南東が7~10m近く吹く時化模様。どうしようか迷ってたのですが、船長から「アカイカ漁船出るってよ!」の一言で出撃です。
土肥を出港してしばらくは叩きもせず静かな海。アカイカを仕入れる神津島までは波を斜めに超える感じなので思ったより静か。ノイズキャンセラーイヤホンの静寂さもあってぐっすり眠れました。
しかし!神津島を出てからはこんどは風に向かって正面からモロ!
船も思ったより走行に時間くって現場到着は7時過ぎてました。
現場につくと風は5-6m。思ったより吹いてない。波は1~1.5M程度。
凪じゃん。
他船は既にシマアジ釣り初めてたので追ってシマアジ釣り開始!
しかし・・・1流しして当たり皆無。
「あげて!そのままウメイロのお土産とって泳がせいきます!」
そうそうの見切り。
ウメイロ釣りはもう・・・入れ食い状態。
この時期のウメイロは脂のってて旨いんです。
自分も早々に20匹は確保。
しかし・・・飽きてきた・・・
ちょうど各釣り座にアカイカが配られはじめたので・・・
船長に「ここでアカイカブッコませて!」
とお願いするも・・・
「今日は11時位から喰いはじめるからそれまで我慢して!ここでブッコんでもアオダイにアカイカグチャグチャにされてもったいないよ!」
仕方なく黙ってウメイロ釣りあげて一緒にいった後輩のクーラーにぶち込みはじめる。
トップで40位は釣ったであろうか?お土産とって、銭洲の第一級ポイント「南千波」に向かう。
これももろ、向かい波になるので小一時間、叩かれながら移動。
ここで悲劇が・・・
自分の席はミヨシ1番。
南千波までの移動中に波に叩かれてイケスに入れているホースがハズレ、現場到着するとアカイカ全員死亡!
ホースをチェックせず、トモでだべってた自分のミスですが・・・
これが吉とでるか???
カンパチ釣り始めると、1流し目に裏で早々にカンパチヒット!
2流し目、こんどは自分のイカにカンパチが喰いついた!ちょっと当たりがモゴモゴとギュンギュン絞り込まれず、とりあえずゆっくり誘い上げて合わせくれたら「スポン!」 抜けた!
船長から「ほら!はえぇよ~~~」
ここで即座にクラッチフリーで底まで落としたら再度また咥え込む。
こんどはじっくり竿が絞りこまれるまで待って渾身の合わせ!
まずまずの引きを堪能しながら上げてきて8キロサイズゲット!
アカイカはすっぽ抜けてもすぐ落としなおせば、イカの破片でもついていればかなりの高確率で食ってきます。
しゃぶらせてからの~~~ 喰わせ技!
このへんのやりとりはYouTubeで撮影されてましたw
たけ店長は17:40~ 24:50~あたり。 17:40~の1本目はすっぽ抜けからすぐ追わせて食わせたやつです。
1本目がいきなり8キロだったのでハリス50号から60号にあげました。アカイカもでかかったしね。
このあと、2本目、11キロサイズ追加でサイズアップ!
でっぷり丸々太った豚カンパチ!
ボチボチ船中当たりだす。
そして最後の最後、ラスト1投! 最も深い水深のアナウンスを聞いて残しておいた虎の子、一番でかいアカイカを投入。(死んでますけどw)
「はい深くなってくよ~」
で落としたところでヒット!
「で、で、で、でかい!!!!」
カンパチ20-30キロクラスはトカラ、小笠原含め、100本以上経験しています。
小笠原で釣りあげたクエで50キロ、まさにこれに匹敵。
次元の違う重さ。推定40-50キロクラス。
一瞬にしてこりゃ持ったら、のされてやられる!と思い、キーパーにかけたままとりあえず最初の締め込みをしのぐことに。竿はもうグリップの真上からぐにゃりと曲がってます。
船長も「半端なくでけぇぞ!たけちゃん! ちょっと他の人あげて!」
しかしドラッグはビュ!ビュ!ビュ!と重戦車のように出される。
こちらもミヨシの船の上下動に合わせこちらもガンガン巻きいれているので一進一退。
さほど走りにいかないのでヒラマサでなくカンパチだろう。
15Mほど上げてきたらまた一気に底まで走られる。
何メートル巻いて、何メートル出されて・・・ 底までのメーターはもうリアルタイムに頭の中でカウントしていきます。
但し、着底で食っているので最初の一撃で根擦っている可能性も大。
これ以上締めるとこんどは60号がぶっ飛ぶ・・・そんなことを頭によぎりながら、3回目の走られでドラッグ締めにいったらハリス60号がブッチリ切られました・・・
中間で飛んでるからもうハリスの限界もあったのだと思います。
あ~~~
いるんだね~ 超弩級サイズ。
タラ・レバはあるかと思いますけど、自分の判断は間違ってなかったと思います。
しかし、もし次きたら、こうしてやろう、あーしてやろうという課題や反省もあります。
今回は魚に負けた。楽しいファイトの時間を与えてくれた魚、船長、協力してくれた仲間に感謝。
またチャレンジするだけです。
最後の流しで一緒にいった後輩もこの日の最大14キロゲット!
10キロオーバー喰うから!と連れてってたので最後の最後までヒヤヒヤでした。
もう、帰りの車の中でどうやって声かけよう・・・ 「こんなこともあるさ・・・ 自分もよくボウズくらってさぁ~」 などと考えていたくらいですW
自己記録更新おめでとう!
この日、泳がせでとれたカンパチは7本、ヒラマサ2本。
カンパチは全て7キロから上の文句なしのサイズ。
ヒラマサ2本は20キロクラスです。
この日、自分が購入したアカイカは10杯。
全部死にましたが・・・・
それでもカンパチ3打数2安打。
船長も「たけちゃん、全部死んだアカイカで食わせてたもんなぁ・・・死んだ方が喰うのかな~????」
イカは活きていると周囲の色に体色を同化させてしまうので、少し白くなりかけた死んだイカのほうが目につきやすかった?
という考えもあります。
死んだイカといっても、スルメイカなどは喰わない。これは銭洲、イナンバ、トカラ、小笠原でも立証済み。目が真っ白けですから。あのアカイカのギラギラ光った目だから喰うんだと思ってます。
根掛かりロスト3杯、アオダイなどに足とられで4杯(お土産行き)。カンパチに3杯。全部使いきって終了!そんな内訳です。
カンパチ坊主くらってしまった方、5杯しか購入していないので最後のカンパチ祭りの時間帯にアカイカ無し。
それかアオダイにゲソみんな喰われてただの三角の塊のイカ。これではさすがに喰わない・・・
とにかくでかいカンパチにはでかいアカイカ!!!これ鉄則!
家で大事に食べようとでかいアカイカを生きたままキープされて三角の塊を突っ込んでいた方もいらっしゃったようで・・・ これではカンパチは釣れません。 というか、いいイカを入れている人に根こそぎもっていかれます。 アカイカは最低10杯!
まだアカイカ泳がせは始まったばかりです。アカイカの場合、ハリスの太さは関係ないので、50-60号ハリスメインでいいかと思います。だいたい6月いっぱいは楽しめると思いますのでチャンス!
人事尽くして天命を待つ
餌の状態、仕掛け、タックルすべてにおいて完璧にして挑んでいれば必ず結果はついてきます。
常に仕掛けが入って釣れる状態をいかに100%まで近づけるか?これが泳がせの極意です。
自分も未だ修行中です。お互い頑張っていきましょう!