久々のブログになってしまいました。前回投稿から毎回、道具揃えていただいた初めてのお客様を連れて3回は銭洲いっておりましたが・・・この釣行記はもう記憶もごちゃごちゃなので・・・
割愛! (※ついてこれる方だけついてきてくださいw)
何かと忙しい時期で書けずにおりました。 全て無事にお客様にカンパチ釣らすことができ、剛樹の竿に入魂させることができました。
9月、10月はいろいろと法事やらプライベートな行事がたてこんでいたのと、時化もありなかなか海に出られず。
水曜日が文化の日で祝日でしたが銭洲に特攻です。
西伊豆土肥港のとび島丸11号船。
深夜12時半に土肥港集合。 祝日なので泳がせ8名、ルアー3名。 計11名でほぼ満船。
竿、リール、キーパーなどオールレンタルで初遠征釣り参戦の大学生3名さん含め、お客様はもうお店で見慣れた方ばかりですね。
前日の火曜日は時化だったので、若干、波っ気ある中、船は静かに銭洲に向かいます。
航行中はゆったりベッドで睡眠を。
※イメージ図(笑) 実物とは異なる場合があります(多大にw)
冷暖房完備の余裕ある大型19トン船はやはり体が楽です。
現場到着は7時。外に出ると潮波が凄い!
まずネープルスでお神酒を巻いて安全と大漁を祈願。
潮裏でムロアジ釣りから開始です。
使用したのは定番の「チビムロサビキ」
棚は10-5m、チビムロというより中ムロ主体でした。中の小がメインでたまに中の大。
さほどでかいムロもいないのでチビムロサビキでまだまだ十分。
ボチボチの食いでイケスに20匹ほどゲット。 中ムロだと20匹が限界でそれ以上いれると、入れた数だけ死んでしまうという感じ。
自分は早く確保できたので、とりあえず中の大サイズのムロいれて泳がせ仕掛けブチ込んで偵察隊派遣。
このサイズのムロだとカンパチがいたら確実に暴れて反応してくれます。(チビムロは偵察にならないので要注意)
水深60mほど、底まで一気に落としてゆっくり上げてきたら、そこそこ暴れる。
ゆっくりゆっくり20mほど上げてきたところでムロアジが暴れ出した。
そのまま10秒程待つが、喰ってこないので、ここから底まで一気に落とす。
「追ったか???」
追えば80%で喰う気配なんだけど。
着底してそろ~っつと2,3m上げてきたら・・・・
「グン!グン!グン!」 一瞬、合わせようとしても走る気配ない。
「離したか???」 偵察用のムロだったから、でかいからなぁ・・・
一発では食えなかったかも・・・
餌はフラフラだが、まだついてる。もうちょい様子見。
7~8秒位したらまた「グン!グン!グン!」
ここで渾身の合わせ! ガツンと固い手応えないけど、針は入ってそう。「飲まれた?」
巻き上げ開始。
今日は電動スタンディング。
「たけ店長が電動だって???}
今回の電動はここんとこ大物師を悩ませている鮫対策です。
リールはダイワのシーボーグ600MJにオッズポート10号を250m巻いてリーダー50号を5m。
ハリス50号2m 針はとび島丸が企画立案中のテスト針25号。(極秘なので画像出せなくてすみません)
オモリ150号。
電動スタンディングは竿の曲がりをいかに一定にキープするかが重要。
よほどでかければポンピングだが・・・ ポンピングは針穴が広がり、針が外れるというリスクがある。
個人的には竿はポンピングで煽らないほうがベター。
あとはスピードをコントロールして竿の曲がりが一定になるように巻いてくる。
それでは1本目の動画、ファイト終盤、残り20m位からです。
ここは鮫いないのでボチボチ巻いてます。
3.8キロのカンパチゲット! ちょっと小ぶりでしたが・・・
針はやはり飲まれてましたw
ムロがデカかったので早合わせできなかったら仕方ない。
でも1投目からカンパチゲットできて気持ち的には余裕もてます。
他の方はまだムロ釣り最中。
ムロアジは最低でも15匹は確保したい。
この後、ムロアジ釣りを終了してカンパチ釣りスタート。
オオドモでさっそくヒットさせるが、半分近く鮫にもっていかれてしまった・・・
遠征釣り初挑戦の学生さんグループも一人ヒットさせるが、ファイト中に鮫に・・・
鮫以外でも、巨大な赤ヤガラや、ツムブリがポツポツ上がってます。
五目釣りはウメイロバリ喰い。脂のっている旨いサイズがトップ50-60位はいっているでしょうか?
自分はムロアジ釣りに徹していたので途中からは中ムロの吹き流し4本針にチェンジ。
途中からのムロの補充は4本針が一番扱いやすいと思います。
ウメイロ場では中ムロ主体になりますので。
五目狙いの人が30mの棚でやってたら、ムロアジ狙いに徹するならその半分の15m。
五目釣りを小一時間やったあとは、沖いってひたすらカンパチ狙いです。
その中で・・・・
T先生が良いサイズのカンパチゲット!
釣り姿を見ていても投入の早さ、手返しの良さ、一連の流れがスムーズ。
こういういいリズムをもっている人は釣る。さすがです!
さて、T先生にサイズを越されてものでこちらも火がつきました。
ここで竿をひったくるような強烈な締め込み。
「モロコ???!!!」
最初のツッコミで一瞬竿をのされましたが、渾身の起こしですぐ竿を立て直し。
糸も2-3m出ただけで凌げたのでこれはもう「もらった!」
走らないし、カンパチのような「ダンダン!」という叩きもない。途中からひかなくなるし。締め込み具合いはもう「モロコ」。
シーボーグ600MJが悲鳴上げながら巻き続けるが・・・
ブレーカーあがった(笑)
画面上に「ブレーカー作動しました」と無情の表示。
5秒位で復帰するもまたブレーカーが上がる。
ブレーカー作動から復帰繰り返しながら、だましだまし上げてきたら・・・
残り20m位で左ミヨシ方面に糸が流れる。
走っているのか?潮にのって浮いているのか?船が風に押されて後退しているからか?
どうも走っているっぽいけど、認めたくない自分w
最後、ぎゅぎゅぎゅ~~~と走り出す。
鮫だ・・・と確信したところで2,3回、首振られてハリス切れ。
上げて見ると鮫特有のサメ肌の跡でハリスが真っ白け・・・
鮫確定w
それではのされた直後からハリス切れるまでの動画をご覧ください。
潮は相変わらず流れてない。潮は激濁り。
なんか底から潮が沸き上がっている湧き潮。
いつもよりオモリの落下が遅い。
ルアーの人達は貴重なルアーをサワラにいくつも献上している模様。
泳がせでは餌のムロアジをパックンチョと首から下を3-4回切られたかな。
黒オモリ使っているせいか、オモリとられるサワラ被害はないけど・・・
サワラがいるときは光物は厳禁!
オモリなど新品使っている人ほど、光っているからオモリをとられる。
とられる=>オモリ交換=>新しいオモリは光っている=>またとられる
この無限ループに陥ってしまうので要注意!
使い込んでいるオモリは光なくなっているので大丈夫なんだけどね~
船は南千波まで走り、ねちっこくカンパチを攻めまくるが・・・
なかなかカンパチ喰わせるまで至らない。
時間だけが無情に過ぎていく・・・
そしてラスト。 「この投入で上がります」
イケスの中で途中から目をつけていた一番元気なムロアジを餌に。
元気ありますけど、一番でかい。 中の大サイズという感じ。
ここは水深100m近くあるのでオモリ200号。(水深で船長から150号か200号か指示がでます)
着底まで一気に。やるき満々のムロアジがそこそこ暴れているのでカンパチはいる模様。
そろりそろり電動微速で棚を20m上げてきてまたフォールで誘い上げる。 1回、そして2回。
3回目のフォール。「このフォールでこのムロアジの活動限界だな・・・」と思いながら落下させたら・・・
このフォールで咥えた!
「グン!グン!グン!」から一気に走る。
走りに合わせて鬼合わせ。 ガツンと手応え。 口元に入った模様。
20m位上がって残り80m位からの動画です。
途中から鮫、サワラ対策で一気にスピードアップさせているのがわかると思います。(リールの音が変化します)
鮫がいる時はとにかく一気に巻いてくるのが大事。
そういう意味では鮫がいる時は電動ファイトは一気に巻き上げてこれるので有利です。
面白みは手巻きの方が数段楽しいですけどね。
上がってきたのは5.8キロのカンパチ!
後輩のK君も同時にミヨシでキメジゲット。
この日は船中でカンパチ5本。(鮫被害多数w)
その他、巨大アカヤガラやツムブリ多数。
まだ水温は27度~25度位。21度位まで下がってくれると、もっと浅場でカンパチ釣れるようになるんですけどね・・・
12月末まで銭洲禁漁になるまでまだまだ一波乱あるかと思います。
ダイワのシーボーグ600MJ使ってみましたが、使えます。
800MJと比べても重さ半分というのはいいですね。
体力にが落ちて・・・ 40肩で、50肩で・・・とお悩みの方には特におすすめします。
今日は海の恵みに、ねちっこく攻め続けてくれた船長、ヒットしたとき協力してくれた周りの方に感謝。
楽しい一日でした。