銭洲遠征釣り チビムロはじめました!

2021年7月14日、銭洲遠征釣りにいってきました。

今年は解禁直後のシマアジからムロ泳がせ、アカイカ泳がせと4回目の出撃です。

チビムロの回遊が見られるということで・・・勇んで出撃!

西伊豆土肥港 とび島丸11号船。 鈴木忠文船長の操船。

別名「カンパチ丸」のカンパチ塾ですw

べた凪の中を静かに出船。お客さん6人なのでガラガラ。 

こういう時は余裕もって釣り座セッティングできます。

現場近くなるとなにやら外がゴロゴロ・・・

表に出てみると・・・雨は土砂降り、雷の真っただ中!

「ちょうど雷雲の真っただ中ですので、アナウンスがあるまで船内で寝ていてください」

安全を考慮して雷雲が通り抜けるのを待ちます。

ちなみにこの遠征大型船にはスパンカから船底にアースがとってありますので、万が一船に落ちても安全なようになっているということです。

30分位で雷雲は抜けて空も明るく雨も上がりだしました。

遠くではまだピカピカ光ってて幻想的な光景。

開始30分ほど遅れて釣り開始。

天候はこんな感じ。

ちょい雨が残っている位で、風はほとんどなし。

最近お気に入りのキャップ。 NEW ERAのやつ。北斎?柄w

まずはムロアジ釣りですが・・・ 朝一はなかなか水面まで浮いてこない。

5-10mの水深で自分は手釣り仕掛けでスタートしたのですが、ポツポツ食いでは超不利。

数がつかないし、そこそこのサイズはみんな外れてしまう。

まぁ外れるようなデカいムロはいらないんですけど・・・

でも、ムロが大きいと竿のためが使える竿釣りが有利。

 前半戦は自分はムロ1匹・・・失敗した・・・

後半戦はムロが徐々に浮いてきて、水面に待望のチビムロさんご一行到着。

ここからが手釣りの手返し勝負。 完全に浮いたところでムロ竿で攻めまくる。

マッハの勢いで盛り返しとりあえず今日のムロアジは確保した感じ。

自分のイケス。奥が中~大のムロアジ。手前がチビムロでわけてます。

小一時間ほどで泳がせ釣りステージに。

しかし、ベタ凪だけど、雨は若干残って空も暗い。 若干の濁り潮で水色も暗い。

泳がせ釣りには不利な状況。 

お天道様でも出てくれればプランクトン沈んで潮が明るくなるんだけどなぁ・・・と思っても終始この日は曇天模様。

前日まで苦しめられていたというジェット機並みの速い潮は今日はおさまっているのでこれに期待。

ムロアジも入れて暴れるんだけど、終始暴れる感じでなく、ピンポイント的な棚で暴れている。

タックルは 竿:剛樹マジックバイトSR17 言うまでもないライトタックルカンパチで最も売れている竿です。SR165/170はとりあえず遠征釣り行くならこの竿を選べば間違いないという銘竿です。キハダマグロでも人気あります。

リール:マクセル RAGE80  PE12号が200m巻ける RAGE90の弟分です。自分テスターで使っていますが。これが軽くてなかなか使い易い! ドラッグもガッツリ入れられますし。 ドラッグの滑り出しが滑らかですね。 

道糸は ヨツアミ ウルトラダイニーマ12号 210m(たまたま使ってない古い糸あったので)

ここんとこオッズポートばかりで久々のウルトラダイニーマでしたが・・・自分的にはオッズポートか新しいオムニウムのほうが糸の張りがあるので使い易いと感じました。

船長はハリス30号か40号でとアナウンス。自分は船長指示よりだいたいワンランク上げてます。ハリスの細さと食いは関係ないと思っておりますので。

ハリスは50号 1ヒロ半 針はスーパークエ25号。 オモリ150号でスタート。

ちなみに自分はスーパークエの針が好きでずーっと使ってます。

何故なら・・・この針でバラした記憶がない。 常連の達人クラスの方も数多く愛用している針です。

ヒネリ効果で刺さりもピカイチ!

ペンチでないと外れないくらいいつもガッチリフックアップしています。

よって針をかえようと思ったことはありません。

ヒネリが気になる方はインターフックのGT。これも発売以来、人気ある泳がせ針です。

最近でたオーナーのストロングストロングクエもいい針だと思います。

バラす方は針のせいにしていろいろ針をかえて沼地獄になる傾向にあります。

それより合わせの食らわせ方などもっと重要視したほうがいいかと。

合わせは「ガツン!」と手応えくるまで何発でもかける!が基本です。

カンパチの口の中でムロアジと一緒にお団子になって針がある。

だからカンパチが上を向くとスポン!と針がくるまったお団子が抜けてしまう。

いわゆるすっぽ抜けです。

このムロアジの塊を突き抜けてフックアップさせる。

カンパチがこっちを向く前に強引に引き抜く。

だから口の横にフックアップするんです。

そのイメージが必要なんですね。

他の方の見てても合わせが弱すぎる人がとにかく多いですから。

自分も少なくても2-3発、多いと5-6発は合わせ食らわせます。

これ重要です。

スーパークエのようなヒネリ系もありだと思います。触れただけで刺さる。

ヒネリ系独特のフックアップの良さ。自分は好きです。

針が乗っかっているだけ。貫通してない。だから外れる。

その中で同行のS先生が船中一発目のカンパチをヒット!

4キロ半位のカンパチゲット!

銭洲にも慣れてきて、動きに無駄がないですよね。

合わせもいいタイミングで入れられる。食わせるイメージもできているし流石です。

こういう方は安定してカンパチが釣れるようになります。

さて、自分にも待望のヒット!  

したんですけどぉ・・・一気に強烈に走る鮫独特の動き。

ドラッグが唸って40m走ったところでプッツン! 

内心、よかったーすぐ切れて(笑)

あげて見たらハリスがサメの頭で擦れてマッチロケ。

鮫の場合、必ずハリスがペーパーで擦ったように擦れているのですぐ判別できます。

この後、同行のI氏にもカンパチヒットするが・・・

痛恨のバラシ。 

突っ込みが半端ないのでそこそこのサイズだったのですが、ハリス切れか?と上げてきてみるとなんと針が伸び切っている・・・

某大物プロショップで購入したオリジナル針ということですが・・・

あの針の細さでは刺さりはいいかもしれないけど。

ちょっといい型のカンパチきたらすぐのばされてしまう。

外れやハリス切れと違って、こういうバラシは悔やんでも悔やみきれない。

最近、そういう針が伸ばされるトラブルをよく聞きます。

インターフックやオーナー針、剛樹の針ではないんですけど。

だいたい、どこぞやのオリジナルフックなるもの。

刺さり重視がうたい文句ですけど・・・

針は細ければいいというものではない。

細ければ細いほど、針がのばされたり、針口が裂ける。口切れ、様々なトラブルがでます。

針先がストレート系は刺さりはいいんだけど、とにかくムロアジが外れてしまう・・・

これも注意が必要です。

ジギング用のフックは形状はいいんですけど。針の強度アップするための焼きが入ってない。

何故なら、ジギング用の竿の腰と、泳がせ用の竿の腰の強さが違う。

ジギングみたいに上にしゃくってしゃくってでヒットする魚は糸を出せますが、泳がせ釣りで着底同時ヒットなんどビタリとも糸をやれない。 

逆に、竿がやわなジギングロッドでは刺さり重視で細軸傾向にある。

しかも最大の違いは針の仕上げの焼きの有無。この焼き入れで強度がアップします。

ジギング用につくられた針は、あえて焼きを入れないことで根掛かりしたときに針がのびることでジグのロストを防いでいます。

よって・・・ガチンコの泳がせで使うと、マッハでのびる! 

ご注意ください。

ネープルスの島回りもツムブリのイタズラ多く、パシュん!パシュん!とやられている。

そういう当たりはムロアジ見ると細長い擦り傷みたいな傷があります。

あの小さい口で咥えた跡ですね。

さて・・・・

そのまま粘るか?一発勝負の南千波いくか?

結局は「カンパチ丸」は一発勝負狙って30分ほど走って南千波へ。

水深70mちょい。 やや深いのでデカムロ投入! オモリは150号から200号にあげる。

ハリスは50号。

こういうちょっと深い水深ではチビムロは仕事してくれない。 

大き目のムロアジのほうが暴れてくれるし、仕事してくれるんです。

もちろん、大き目の餌は食ってくる奴もでかい!

着底して5m上げてきても暴れない・・・

さらにゆっくり巻き上げて・・・・底から10m・・・

探見丸で底から20-30mのところに怪しい反応が出たので

カリカリとゆっくり上げてきたら底から20mで暴れ出した。

ムロアジがロックオンされた暴れ方。 

こういう時はもうカンパチがムロアジの周りを回って様子を伺っている。

そのままフリーにしてムロアジを底までフォールさせて食わせようとレバーに手がかかった瞬間!

「ガツン!」 咥えた! 

「グン、グン、グン!」

やっぱり探見丸に出てたやつだなぁ。発売当初と違って探見丸も親機がバージョンアップしているので本当に反応がよく映る。オモリまでわかるくらいだから。

身を乗り出し、竿先さげて喰い込みさせ・・・・

7-8秒で一気にカンパチが走り始めたのでここで渾身の鬼合わせ!

1回目合わせ! 手応えなし。

2回目!まだ! 

3回目!軽い手応え! 

4回目でガツン!合わせが入った!

水深あるのと、若干の2枚潮で糸ふけあるので合わせはすぐには入りません。

いい重さの感じだったので慎重にファイト。

いいサイズのカンパチ! 6.7キロ ゲット!

このあと船長が「たけさんがデカムロで当てたからデカムロ突っ込んで!」とアナウンスして

A氏がすぐデカムロ入れて同サイズのカンパチをゲット!

水深50m 超えてきたらチビムロは仕事しない!これ鉄則。

このあと、当たりが遠のいたので、南千波からまた島回りに北上。

残り時間も残り40分少々。 

ダルマとの中間位でお土産のウメイロ狙いながらカンパチ。

ウメイロはバリ喰い。トップ60もとっているだろうか・・・

ここで水深50m位だったかな?

底から10m巻き上げてきたところでムロアジが暴れたのでそのまま底まで落下。

着底と同時にカンパチ咥えた!

着底と同時に咥えたのでカンパチと睨めっこ。先に動いたほうが負ける。

固まったようにカンパチの動きを待つ。

ここでカンパチが一気に走った!

ドラッグ緩めだったので3,4m糸出されたけど、合わせ食らわそうとしたらもう針入ってるw

結果オーライですw

実はこの着底と同時というのはベテランでも合わせの中で最も難易度が高い。

魚が上向いちゃうのですっぽ抜ける確率が高いんですよ。

中には一緒に上に向かってくる魚もいる。

一か八か、とにかく走らせるしかない。 

合わせが入っていればダイレクトに魚の動きが伝わってくる。

さすが、トップにメタル入れてあるのでカリカリの感度です。

だから竿の感度が大切なんです。 

最初は走ったけど、ファイトにはいったらスルスル上がってきた。

ハリスみたらハリス50号根ズレしてて危なかったw 

魚体にも擦れた跡あるし。自分の体傷ついても必至に切ろうとしていたんだろうなぁ・・・この子は。

思わず合掌。 釣れてくれたことに感謝。 有難くいただかせていただきます。

約7キロと5キロのカンパチ2本ゲットで、さわやかな気分!

結局この日は船中5本と喰い渋り。

その他、ツムブリ、デカヤガラあり。 ウメイロはトップ60位。

さわやかな気分の時は・・・帰りはもちろん・・・・

「さわやか」のゲンコツハンバーグ。

この日は6時半位と遅い到着だったので待ち時間約20分。

待つだけの価値はありますw

そうそう、伊豆縦貫道のETC-X 使って初めて走行しました。

あの2ヶ所の小銭取り出しをしなくて済むのでETCカードをお持ちの方は予めETC-Xのサイトで登録を済ませてくださいね。 将来的にはちっこい有料道路の料金はこれで支払えるようになってくるかと思われます。

この日、チビムロの園児たちに沸きはじめたので、今後期待大ですね!

いい時もあれば悪い時もある。これは現場の潮次第ですので行ってみなければわかりません。

同じ潮の日は二度とない。

面白くなってきそうな予感がするので来週も連続出撃ですw