石廊崎沖の遠征スルメイカ釣り 道糸がぁ・・・泣

8月7日、またまた下手の横好きです。

3週続けて出撃しているとさすがに疲れてきましたw

西伊豆土肥 とび島丸18号船、遠征スルメイカ釣り。

西伊豆土肥港から片道約2時間半位。

伊豆半島先端の石廊崎の沖合がポイント。

そういう意味ではプチ遠征釣りですね。

19トン銭洲遠征船なのでエアコン効いたベッドで休みながら往復できます。

この暑い中、外で2時間走られたら・・・地獄です。

銭洲遠征釣りと同じく、釣り後はシャワーなどもありますので快適。

さて、いつものように土肥港集合が午前3時半。

この日は満船で12名。

19トンの遊漁船最大クラスの大型船で片舷6名ですから。かなり余裕はあると思います。

自分、同じサイズの船で、外房の船宿さんですが・・・40名でヤリイカ釣りいったこともありますからw

もっと詰め込まれた船ですと、南房で5-6トンクラスの船で約20名。

船宿名は伏せておきますが・・・

これはもう犯罪に近かったです。投入機おけるのか?状態でしたから。

その状態で遅れてきたお客さんが間に入ろうとしてたのでさすが、温厚な私でもさすがに船長に「どう考えても無理だろ!」と叫んでしまいました。(結局、このお客さんは突先に入りました)

さて、当日は常連さんばかりで顔馴染みの方ばかり。

遠路、栃木からも当店のスルメの常連さん達が参戦!

満船といえ、この釣り座間隔なので快適です。

もちろん、W師匠もいるので手を抜けません。

朝方はまだどんよりした天気。

タックルは竿:剛樹アルティザン150MH  リール:シマノビーストマスター2000
ライン:ヨツアミ オッズポート3号500m 

広い棚を探って反応の濃いところを攻めるスルメイカでは探見丸は必須です。

仕掛けはピッカピカ針18㎝ 15本直結仕掛け 

投入機はポリカステン10本用をダブル!

今回は発売したばかりの

このテストを兼ねてます。

常連の達人さん方々は既に仕込み済みです。

「はいやって~~ 水深200mちょい」

お!今日は浅い♪

しかし! 二枚潮きっつい!

投入すると道糸が一気にトモに!!!

「潮2.4ノット」

自分の釣り座でN名人が視界に入っていたので釣り方を盗む。

W師匠と共に最もリスペクトしている2大巨匠。

こういう上手い達人達と競う中で釣り人は上手くなっていくんですよ~

潮が速くてオモリの着底もとりずらい。

一瞬、スプールの回転が緩むのでそれを見逃すと延々と道糸が出続けてしまいます。

こういう時は着底したときには仕掛けが大きくふけているので、ある意味チャンス!

N名人の糸ふけの取り方を盗んで同じようにしたところ・・・

ズダダダダ! 

重い! 

多点掛け狙っていると・・・・

1杯、、、、2杯、、、、

あげてきたら4杯ゲット!

周りもボチボチ乗ったみたいだけど・・・

この次の流し反応外したが、自分だけ1杯。

次の流しで1点乗りからの追い乗り追加で2杯。

この時点でW師匠は不運もあったみたいですが未だ2杯。

頭の中は・・・もう今日は・・・

妄想が膨らむ・・・・w

いつもはスロースターターの自分としは上出来な出だし♪

しかし・・・この日は最大2.6ノットという潮が魔物のように襲ってくるw

オモリを180号へあげるが・・・・

とにかくオマツリがひどい。

しかし、基本、道糸のクロスなので仕掛けがグチャグチャということがないのでヤレヤレ。

オマツリするたびに水深を言い合い、スピード調整しながら船長、乗組み員の迅速な仕切りでかわしていく。

最悪なパターンはオマツリ無視で下から救い上げてこと。

これやられるともう仕掛けがぐっちゃぐちゃ。

スピード合わせて巻いてくれば直結ならクロスをくぐらせていけば全部綺麗に外れます。

さて、浅いと思った水深200mもだんだん250m、270m、ついに290m。

糸ふけもでるので330m~350mは出ていってしまう。

もちろん、道糸は最低でも400m巻いておかないと届きません。

糸が300m以上でてスルメ掛かって巻き上げてくると糸の誤差も5-6mは出ます。

当日は竿先を巻き込んで折ってしまわれた方が1名。

スルメイカに竿を破壊された方が1名

リールのモーターが焼き付いてしまわれた方が1名。

糸の高切れが3名

予備タックルは必ず用意しましょう。

さて、速い潮に苦戦し、回り見渡せば船はおらず・・・・

みんな探索に出かけてしまった模様。

無線では「今日はダメだ~」「まだ半分ボウズだよ~」と嘆き声ばかり。

「潮がたるめば乗りだすから!」

しかし・・・・たるむのか????

健司船長はしつこくポイントを攻め続けます。

なんとか20杯は超えてきましたが・・・この時点でW師匠に追い付かれるw

時計みるともう残り2時間切ってきた・・・

ここから潮がわりか?

ボツボツ賑やかになってきた。

1時間でも爆乗りがあれば一気に50杯超えるのがこの石廊崎の凄さ。

そんな時に今日一の反応が立ち上がった!

チャンスとばかり着底からさらに中オモリを落とし込んでハイスピード合わせ!

ズドドドドドドド!!!

やばい!

竿が起こせない!

ここまでの重さは初体験。

ビーストマスター2000がドラッグ滑って巻けない!

10点掛け以上は確実か?

ドラッグをおもくそ締めこんで・・・

一進一退の状況をなんとかすべく、さらにリールを加速。

竿はもう真下で起こせない。

20m位巻き上げてくるも、さらに追い乗りしてる感じで状況は悪化w

すると・・・・

ブチッ!!!

仕掛けから30m位のところで高切れ。

キンキンに張りつめてたところでクロスしたのかな?

この流しは皆さんかなりの多点掛けを決めていたようで・・・

涙流しながら次の仕掛けを用意・・・

次の流しはすぐ1杯乗ったのですが・・・

探見丸の反応みて欲かいてそこからさらに落としこんで、結果、空振り。

結局終わってみれば35杯・・・

トップはラスト10点掛け以上を決めていたN名人で60杯。

W師匠は49杯。

10-20杯位が多かった中では健闘させていただきましたが・・・

あの高切れがなければ・・・・というのはタラレバですw

しかしオーロラシート仕込んでた方が上位独占していたので効果はあると思います。

多点掛け苦手な自分でも当日は単発シングル2回のみ。

夜も単発言われ続け何十年か・・・w

「なかなかいい状況の時に巡り合えなくて申し訳ないです」

船長、ひたすら平謝り。

でも・・・トップ50超えてますからねぇ・・・

でも、この釣果では悪いというのがこの石廊崎の遠征スルメイカ釣りです。

当日使った仕掛けは3組。 高切れあり、オモリロストあり。

予備タックルはお忘れなく!

栃木の剛樹スルメ軍団もさすがに外房で鍛えられているだけあって手練れです。上手い!

いきなりの7点掛け、参考になりました!

帰りもエアコン効いたベットで眠れたので遠路には楽!と喜んでおられました。

W名人、さすがですね! いつかは超えられるよう精進します!

予報かわって来週も凪そうだなぁ・・・・