昨年はカンパチの大当たりの年でした。しかし・・・今年も負けていません!
大当たりといってもいいかと思います。しかも・・・昨年より型がでかい!
こんな状況を指を咥えてみているわけにもいきません。
ということで2019年7月24日、銭洲に出撃してきました。
実は、前日夜まで行く予定はなかったのですが・・・たまたま前日の夜、閉店間際に来店されていたお客様2組様。たまたま偶然にも「これから、とび島丸で銭洲いくんですよ~~」で初対面ながら盛り上がられ・・・
「えっ? たけ店長いかないんですか???? いきましょーよー」
と拉致られることに。
店もこの時期は連日の残業です。仕事終わって急いで支度w
間に合うのか?俺???
店で夜9時過ぎから準備はじめて、一度帰宅して着替えてクーラー出して・・・
休む間もなく家を出る。
深夜12時半頃に西伊豆土肥港到着。
セーフ!間に合った!
乗る船は、西伊豆土肥港 とび島丸11号船 鈴木忠文船長の操船。
当日は定員12名中、11名とほぼ満船。 銭洲遠征船は定員数が厳しく、19トンの大型船で満船でも片舷 6名ですから各座席、五目用と泳がせ用の2台分のキーパーをつけれる位、余裕があります。
この日は約半数の方が、初めての銭洲遠征。
始めての方は乗船前に、船の装備、ベッドやトイレ、シャワーから釣り座などのレクチャーを受けます。
ここで乗組員の船長の息子、裕己君から「今日は竿頭とらないとやばいでしょー」とのことで「カンパチ5本とる!」と宣言しました。
「カンパチ5本とれなきゃ釣り具屋の看板下す!」と言い切れないのが自分の弱さですw
さて、深夜1時半位に船は岸壁を離れ一路、銭洲海域を目指します。
中速走行でトコトコ走ってくれますから特に揺れることも なく、エアコンの効いた船室でベッドに入り約4時間半、ぐっすりと睡眠。
銭洲海域に到着。
まずは活き餌用のムロアジ釣りからスタートです。
「はいやって~ 2m! 水面で食うよ!」
水面にコマセ撒くと、ぶわ~~~~っとチビムロが湧いてきました。
こうなるともう祭り状態。
竿いりません。 当日は手釣りです。
仕掛けを船べりから水面に垂らしておくだけで面白いようにチビムロアジが食ってきます。
仕掛けはサンゴ堂特注「チビムロサビキ」(アマノ釣具でも販売中)
とび島丸鈴木忠文船長監修の仕掛けです。
このチビムロの場合、できれば跳ね竿(ムロアジ竿)があるといいです。
渓流のテンカラ釣りのように水面叩いていればコマセいりませんw
ガチガチのムロアジ専用竿でないと、海・川で使うのべ竿はまったくお話にもなりませんので注意w
自分は30分ほどでもうイケスがいっぱい。
この写真のあと10匹位追加したところで水面にムロアジがパクパク口だはじめたのでまだ20分ほど残して餌釣り終了。
これ以上いれると、イケスが酸欠で崩壊してせっかくのチビムロが全滅しますからw
チビムロ釣りのコツ。
1匹であげようとするなかれ! 3-4匹掛かるまで待つ!これ基本!
3-4匹ついたやつはたいがいは落ちませんw何故か・・・
1匹をそーっと大切に・・・というのはたいがい落ちますw
チビムロはガッツリ合わせ食らわすくらい強引のほうがいいんです。
自分はやり取りしません。
もうガツガツと力任せに取り込んでますw
ムロアジは時間で落ちる! 自分はそう思ってます。
ムロアジ釣りを早々に終わらせてしまったので船長と歓談しながら泳がせ釣り開始を待ちます。
海はベタ凪ですね!
泳がせ釣り1分前からマイクでのカウントダウン開始。
「はい30秒前・・・・10秒前・・・・5秒前・・・・3,2,1・・・ はいやって!」
仕掛けはハリス40号2m 針はスーパークエ22号。 オモリ150号 (集魚オモリ)
底まで一気に仕掛けをおろします。 糸が一気に横に・・・いわゆる2枚潮。
つりずらそうだなあ。。。。
下潮はいってないので、オモリが着底して糸ふけ1-2回取り直すと糸が真っ直ぐになります。
2回目の着底でオモリをそっともちあげたら・・・「バシュン!」ムロアジが咥えられた!
瞬時にすーっと竿先を送り込み、しばし5-6秒待ったら一気にカンパチが走り出した!
ここが合わせのタイミング。一気に竿を立てて5,6回合わせを食らわす。
「ここまで合わせる?」という方もおりますが・・・とかくチビムロはすっぽ抜けが多い。
これは針が小さいからで、餌の中に針先があって掛かってないことが多い。
だから自分はカンパチが向こう向いているうちは何回でも追い合わせ食らわしてます。
開始3分ほどで5キロサイズのカンパチゲット!
この時期非常に熱いので、麦わら帽子などは特にお勧めです!
2流し目もカンパチヒット!
今日は天候以上に激熱な予感・・・!
自分のタックルは竿 剛樹 マジックバイトSR17 リール マクセルトランスフォーマーF70に道糸オッズポート12号200m、リーダー60号約5m(シャウトボビンノッターで直結)
この日はカンパチの活性よく、約2時間で本日の目標5本をクリア!
ミッションコンプリート!
こうなるともうシャワー浴びて、エアコン効いたベットで寝たく
一応、ダメ元で船長に釣りやめていいか聞いたら
なんとミッション「ツ抜け」にレベルアップ・・・
しかしアジィ・・・・このあと、納竿までの時間が長いこと長いこと。
釣れてくるサイズが5~7キロサイズがアベレージサイズ!
これに10キロオーバーが混ざります。
暑くてもカンパチ釣り楽し~~~~
2枚潮きっついのでオマツリも多い。
魚ヒットしたらとにかくファイトしている人最優先。
オマツリしていると思ったらゆっくりたるんだ分の糸を巻いてきてあげて「オマツリしてるよー」と必ず船長に聞こえるように声あげてください。
当日も乗組員の裕己君は船中走り回って、的確な指示でとにくバラスことなく道糸と一緒にたぐりあげてカンパチ全て船にあげることができました。
普通、あれだけオマツリして魚くっているとこと道糸クロス連発してたら針外しみたいになって魚外れてしまうんですよ。
これは御世辞でもなく、「よく仕切った!たいしたもんだ!」と感心しました。
この日は結局、船中カンパチ37本。
一緒に行った始めての方でも5本ゲット! もちろん船中ボウスなし!
魚は一部しか並んでおりません。一人2本づつもっての記念撮影でしたので。
始めての方が多かったので皆様大変喜んでおられました。
自分は結局9本のカンパチをとらせていただきました。
10本でツ抜けできないのがまだ自分の弱さですw
1本だけ3キロ位の小さいのがいましたが、あとは5-11キロサイズでした。
この型で揃うというのはさすが銭洲です。
ちなみに自分の銭洲での1日でとったカンパチの最高記録は31本。(船中100本、しかも11時早上がりw)
まだヒラマサバトルにマーフィックスつけてやっていた頃でしたから もう20年位前になるでしょうか?
永く銭洲通っているとこういう日にも巡り合うことができるんです。
さて使った泳がせ仕掛けは15組。チビムロサビキ3組。 カンパチとファイトした仕掛けは当然1回でチェンジ。(40号以下は2本目かなりの確率で瞬殺で切られますw オマツリや撚れでチェンジした仕掛け合わせて15組。)
始めての方が多かったので、経験者である自分にカンパチが集中してしまうのは必然なのですが・・・
「なんでぶっちぎりで竿頭とれたんですか? 釣り座ですか? 棚ですか?」
と何名の方からも聞かれるたんですけど。
チビムロカンパチ泳がせ釣りで神業的に釣果を出すアイテムや釣り座などフェイクはありやしません。
船長もおっしゃってましたけど絶え間ない努力の積み重ねなんです。
だから必然的にそれを積み重ねた人と初めての方では絶対的に釣果の差が歴然と出てしまう。
しいて言えば、ムロアジが暴れる棚を探る。
暴れたらそこから落とし込んでフォーリングで追わせて食わせる。
これが自分のカンパチ釣りのイメージです。
ちなみに自分、投入したらほとんどリールの巻き手は止まっていることはないと思います。
偉そうに書いてしまいましたが、まだまだ自分も発展途上。これでいいとは思ってません。
反省点もこの日だけでもいくつもあります。
奥が深いから釣りは面白い。
1日楽しく安全に釣りを楽しませていただけた船長、乗組員、裏方さんの方々に感謝。