駿河湾ヤリイカ大爆釣 2017年12月20日 sangodo イカ釣り, 釣り またまた駿河湾、石花海(せのうみ)にパラソルヤリイカ釣りにいってきました。しばしトップ30杯ちょい・・・な感じで模様よくなかったんですけど。各船宿さんの釣果がボチボチいい感じなってきたので凄い爆発する予感があったんですよ。「今日は爆発するはず!」と 大学時代の後輩を誘って突撃。港に3:45に集合。西伊豆 とび島丸さん 18号船。 弟、鈴木健司船長の操船です。4時過ぎに船は港を出船しました。 イメージ図 とび島丸は19トン大型船のため、各自ベッドがあります。暖房効く中、ぬくぬくと熟睡。 現場到着は6時半 天候は晴れ。いい感じの凪です。朝焼けの中に遠くに神津島が見えてる。もうちょっと遠くまで見えればこの太陽の真下にイナンバがあるんだけどなぁ~ 今日のポイントは駿河湾石花海(セノウミ)でも北側に位置する宮の瀬。 前回までは中間の烏帽子でしたのでポイントがかわり期待感大。7時ジャスト釣り開始! 周りは船団になっていてやる気満々モード。今日は爆発するか????基本、石花海のポイントは深い。 浅くても170m、深いと270-280m。よって電動リールには道糸きっかり300m巻いておいてください。自分はシマノ フォースマスター2000に3号500m巻いていってます。けっこういらっしゃるんですよ・・・・ 300m巻いていても10-20m位切ってあるので、底まで到達できない方。みんな着底と同時にバリバリのっているのにあと10mあったら届くのにねぇ・・・という可哀想な方w竿は 剛樹ロゴス 185M リール シマノ フォースマスター2000 に PE3号500m。オモリ150号。仕掛けは11㎝ 2段カンナを10本針。中オモリはこの日は20号を使用。投入機はポリカステン10本用。石花海は200m超える水深が多いので針数多いほうが有利です。「はいやって!」水深170m位の浅目のポイント。この日は朝から1時間は水深が170m前後と浅めのため、手返し良い直結が有利でした。同船した、とび島丸ヤリイカダービートップ独走中のN氏。ありえないくらいの素早い手返しでバンバン打ち返してくる。朝1時間で20杯突破しているときにこちらは4杯・・・・・撃沈か・・・・危険な予感・・・・まさに・・・・しかし、朝一の浅目のポイントがぽつぽつ。1杯2杯という感じでいまいちぱっとしない。だんだん船団もバラケてきて、深みに小移動。20分くらい移動、遠目に船が数隻のみ。「深いよー 230m!」この流しが大爆発!着底と同時にワサワサとイカ角に戯れるあたり。この状態ではまだ乗ってない。着底したオモリを底からそーっと底から離して、一瞬仕掛けを横にスライドさせてすぐオモリを置いてやると・・・・グングン!と抱いてきた!強い当たりなので仕掛けの上のほう。反応が立ち上がっている証拠。かけ上がり攻めているので、今日の潮の流れだと深いとこから浅いとこに流れる湧き潮だなこりゃ・・・前回の後半もそうだったけど直結だと、潮とカンナの向きが真逆になってしまうので待っているとどんどん外れてしまう不利な潮。あくまでも自分の中のイメージです。 でもイメージは大切。仕掛けの下についたイカは追い乗りはそうは期待できないが、上にのったときはチャンス!イカ釣りが上手くなりたいなら、上か下かに乗った違いくらいはわからないとダメ。そういう竿を選ぶこと。乗った場所によって次の一手がまったく違う。そーっと幹間分巻いてまっていると、またクンクン! 2杯目。そーっと上げるのがポイント。ビュンビュン直ブラのようにシャクリまくる人もいるけど・・・そういう人は仕掛けが墨だらけになってイカを散らしてしまう。絶対に追い乗りしてこないパターン。幹間分あげるたびにどんどん追い乗り。20m上げてもまだ乗ってくる。ずっしり重さが変化してくる。いつまでも待ち続けているとサメにとられるリスクもある。しかし、幸い今日は未だ端物の気配がない。とにかく負けているのでここは一発勝負で船長が「上げて!」いうまで大粘り。剛樹のイカ竿、ロゴスはトップにメタルが巻いてある。しかも8軸。 某社のメタルトップでも2軸らしい。カリカリの物凄い感度。最初は触れてきただけでもフワフワと当たりが出てくるので乗ったのかと勘違いすることもあるけど。針抱いたやつはクインクインと引っ張るのですぐわかるようになる。仕掛けのどこの位置にのったのか? 何杯追い乗りしてきたのか?神経研ぎ澄ませているとわかる。感じようとすればわかってくる。スルメがつくと重さが違うのでわからなくなるけどwずっしり重くなったので上げ始めると10本針に8点掛け。 (1杯は水面バレ、1杯は足先だけ)次の投入でもまたまた8点、次が6点。3投で一気に30杯近くまで追い上げた!浅場の手返しじゃ直結族には勝てませんが、水深もあるので、これでもかと多点掛けを狙っていきます。巻きあげスピードはシマノの12~15位シマノだと楽釣モード搭載なのでこのスピードでもやりとりしなくていいので楽♪勝手にイカの引きに合わせてやり取りやってくれるんですから。楽釣モードもこの機能がつくようになってもう15年位たつでしょうか?初期よりもかなり進化していて、やり取りはほとんど任せておけます。落下スピードはダイワもシマノもそうはかわらんですけど。船宿で「イカには絶対シマノ!」と言われて、店に買いにこられるお客様多いです。今日は水色が暗いせいか・・・・イエローがよく乗る。深みからの湧き潮だから底は濁っているんだろうなぁ・・・・ 自分のイメージ。イエローなんぞいつ外してやるか?というくらい普段使わないカラーなんだけど。隣でやっているイカ初心者の後輩の仕掛けもイエロー入っているのにチェンジさせると見事にイエロー。スッテもイエローもそうなんですけど。イエローだけでなくその前後にも乗ってくる。寄せ角として機能している証拠。10本針中、イエロー1本が・・・・2本・・・・3本・・・・ イエローが大繁殖。 まぁ ありえない配色w 誰に言っても信じてもらえないだろう。でも、乗る角に合わせいくのがセオリー。ここからはラスト前の流しまでスカなし! 単発もなし!仕掛けの底に1点しかつかなく、20m誘いあげてきても乗らないから巻き上げようとしたら・・・・底から20mからの怒涛の4点掛け(合計5点) とか。探見丸見ると反応がもう50m位立ち上がっている。平均して毎投入3-4点、 ダメ押し8点掛け含む健司船長直伝の多点掛け奥義炸裂。終わってみればヤリイカ75杯にスルメ8杯の合計83杯。(イケスが飽和状態になったので30杯くらいは既にクーラーの中)イーグロー54QTが満タン。※この状態から一番上にスルメが並びます。さすがにこの数になると1杯づつイカ袋に入れる時間はありませんwぶっちぎちの竿頭をとることができました。直結名人のN氏は2番手。おそらく自分が今までみた中ではナンバー1の直結の手捌き。見ていて惚れ惚れするくらい、ほんと上手い!手返しは逆立ちしても勝てない。湧き潮になってなかったら確実に負けていたと思います。今日は天が味方してくれました。勝つに不思議あり、負けに不思議なし。仕掛けに墨吐かれもゼロ。さすがに通っているだけあって、自分で言うのもなんですがソフトに操れるようになっているんだと思います。先ほども述べたけど。 よく仕掛けあげてくると幹糸に墨がべったり・・・・これ一番ダメなパターン。横で見ているとよくわかる。 あーあーこの人イカ散らしてるってシャクリ。せっかく早く着底しているのにせっかちに即バンバンシャクリあげる人。何のために早く着底しているのか???上がってきているの見ていても、墨ベッタリか針にゲソだけ。墨を吐かれるとここからの追い乗りはまず皆無。竿さばきが荒いと、イカがビックリして墨べったり吐かれます。ほんとこういう人は1日に何回も吐かれます。もっとソフトにソフトに。誘う時はふわっと、抱いた時はググっと優しく身に針を入れる。イカに乗る間と、抱き込む間を与えてあげるのが、とび島丸健司船長直伝、多点掛け狙う極意です。