駿河湾でヤリイカ 前乗り釣行編 

ちょっとおそくなりましたがダブルカンナで狙うパラソルヤリイカ!

剛樹の新製品の広告取材かねて11月8日、15日と2週連続でいってきました。

今年の駿河湾のヤリイカは絶好調です。束越えもしばしば。

取材は12月15日なんですけど・・・
剛樹のテスターがこぞって竿頭狙ってきますからねぇ・・・

久しくヤリイカいってないので、特訓兼ねての調査です。

西伊豆土肥のとび島丸18号船  弟の健司船長の操船です。

投入機はポリカステンに10本仕様。 

内側がステンレス、外側がポリカーボネイトという異質な素材ですが、とにかく軽い!

駿河湾は深く、多点掛けを狙う釣りが多いのでどうしても針数は7-10本となります。

よってお店でも、一番売れるのがこの10本用の投入機。

右下にオモリ入れがありますが、これが使いやすい♪

オモリを船べりに置いておいて落ちてしまったことも自分経験ありますw
このオモリ入れは別売でも販売しており、人気商品です。

さて・・・・・

8日は写真のようなあいにくの雨予報の曇り空。

ヤリイカの場合、凪を伴う晴れが一番いいです。
曇りだとどしても底潮が暗くなります。
当然、イカからもプラ角が見えにくくなる。

事前の情報でも潮はそこそこいっている模様。
潮がたるければスッテもありだが、底潮が動いているなら棒角系か?

駿河湾のヤリイカ仕掛けの場合は一般的に回転ビーズを使います。

船長も回転ビーズを一推ししますし、自分たち竿出す場合は必ず回転ビーズを使ってますね。

どうしても水深があり、イカがでかいので巻き上げ時に回って仕掛けが撚れる!

回転ビーズは仕掛けの撚りをとってくれるので理にかなってるんです。

プラ角をワンタッチで交換できるというメリットもある。

自分は現場で周りの人の乗っている角みて、10本から20本はバンバン交換していくので回転ビーズは欠かせません。

現場で角を交換するので、もっていく角には全てハリスは結んであります。

全て2段カンナです。
相模湾とかだと、回転ビーズはオマツリの時にさばきずらいという理由で嫌われることがあります。

たしかにチチワ仕掛けは引っ張れば反動でグルグル回ってとれてくれる。
ただし! グルグル回ってとれた角はハリスがクルンクルンになってしまうので、解かれたほうはもうその枝ハリスは使いものにならない。

回転ビーズだと自分で回さなくてはならないけど、ハリスがクルンクルンにならないのでそのまま使える。

クルンクルンになったハリスは乗りが極端に落ちる!


駿河湾じゃクルンクルンになったハリスを船長がみたらまず交換させます。

自分のヤリイカの仕掛けは幹6号のハリス4号。 

幹間は120cmちょいかけるくらい。枝はプラ角分とってます。
これはちょい長いかもしれない。

仕掛けの仕様は駿河湾でも相模湾でも同じ。

昔は幹4号とかハリス2号とかいろいろ試してみましたが・・・・
細くするのは百害あって一利なし!という結論に達しましたw

ようは釣果には影響しない!ということです。
逆にハリスなど太くしたほうが、ピンと張って幹から離れてくれるので乗りがよくなる。

仕掛けを語りだすと尽きません。

これでプラ角を語りだすと一冊の本ができるくらいになるので。

ここは・・・・・

割愛!

(※このへんはついてこれる方だけついてきてください)

さて・・・・当日のタックル。

竿は剛樹 ロゴスの185M、リールはシマノフォースマスター2000MKに、WX8 PE3号500m巻いてあります。

ハンドルはBM6000についていたハンドルを付け替えてますw ちょうどいい大きさなんですよね。

中オモリはこの日は20号使いました。 

中オモリは爆乗りの時は30号まで重くしてます。

さて・・・ はいやって~~~~で幸先よくヤリイカ2杯ゲットしたのですが・・・

その日は悪いことに、暴れん坊将軍が・・・

隣のお方。着底と同時に激しく角をシャクリ回すのでイカが逃げてしまうw

直ブラなみにバンバン振り回す。

ちょこちょこではない。竿を上下に振りまくる。

もちろん、その方の仕掛けはイカの墨だらけ。

イカがビックリして墨吐いて逃げてしまう。

その方はその釣り方がベストだと思ってやっているとおもうので、自分からは注意はできないし・・・

とにかくその方が着底する前に乗せるしかない!

よくヤリイカやっていると、幹糸にべったり墨がついてくる方。

竿の裁きが「雑!!!」

ヤリイカの場合、シャクリも合わせも「そーっと動かしながらクイッ!」 が基本。

「ビュン!」ではない。

墨は危険信号。 墨を吐かしてしまうと、周りのイカが逃げるので追い乗りは期待できなくなります。

あくまでソフトな竿裁きをしてください。

スルメ直結バリのシャクリは船長が何度も注意するのですが、改善の余地なしw

「着底したら動かさないでよー イカが逃げちゃうよー」 のマイクアナウンスも聞く耳もたず・・・・

まーその方はそれが気持ちよく釣りやっているのだから仕方ないと・・・

悪い釣り座にあたったとおもって

駿河湾では着底した瞬間が勝負。そこで何杯乗せるか?

幸い、駿河湾では根掛かりはまず皆無。

着底したら糸ふけもとらずに、糸の動きに集中します。

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のってなくても、イカが触っていればワサワサと道糸が動く。
そのまま待っていれば、角を抱き込んで次にグイグイと引っ張るはずです。

あとは仕掛けの上にのっているのか?下についたのかでその後の攻め方は違ってきますが・・・

ここはまた長くなるので。

割愛!

8日はやはり乗り渋く、20杯超えるのがやっとこさ。

いわゆる駿河湾では撃沈ですが、前乗り調査の甲斐はありました。

いろいろ角をとっかえひっかえ交換してみたら・・・

やはり一番のったのがピンク。 

正直、駿河湾ではあまりピンクはメインで使うことは今までなかったです。
ピンク系とブルー系だとたいがいはブルー系。

自分は駿河湾だと10本針を操りますが、10本中、ピンクは1本か2本。
しかも朝一だけで後半はブルー系に交換してしまうパターンが多かったです。

いつもだとビードロとかミラクルのような薄いピンクを使うことが多いのですが、この日は必殺薄系のピンクは空振り。

同じように薄系のブルーも空振りw




船長と話していても、「今年はピンク系けっこう乗ってくるんだよねー」

潮が濁り潮気味だからかもしれません。

これが澄み潮だとガラリと一変するんですけどね。
だからヤリイカ釣りは面白い。

濁っているときに強いはずの、たのみのスッテも朝一にポツポツでいまいち。

これが駿河湾のヤリイカ!

当日は、剛樹テスターの和田名人と、茅ケ崎丸の山ちゃんの弟、しんちゃんも同船してました。

だいたいの状況は調査できたので、仕掛け修正して来週の本選、いや取材頑張りますw