アイアンマン台湾 その3 スイム&バイク編 

11月8日(日) レース当日。 長らくお待たせしておりましたが やっとスタートラインに立てそうですwww

トライアスロンの朝は早い。

オフィシャルのシャトルバスは4時に本部のあるホテル発。 ということは遅くても3時には起きなければならないw
トライアスロンのロングのレースはだいたいどこもこんな感じです。

ぐーたら親父どもは・・・金の力にもの言わせる。 


そう・・・タクシーで会場までいっちゃえ! そうなると・・・4時半にホテルでればOK! 1時間遅く起きれる!
ということで起床は4時。

しかし・・・寝るときにおかしなヒツジがあらわれてから、もう2時くらいから目が覚めては寝るの繰り返し。 寝ても寝ても時間にならない・・・


結局、3時半には起床。  前日夜に買い込んでいた朝食を食べる。
4時半にタクシーを呼んでいたので、そのままスイム会場までGO! 
これは正解だったかも。 4人で250元 一人250円ですよw  やっす!


会場つくまで悩んでいたのがウェットの着用

一応、オフィシャルの発表では水温25度。 基本ウェットなしの水温なのですが・・・
なにせ台湾人は水泳が苦手w

というか・・・アジア圏で学校で水泳授業があるのは日本位.
ということで、スイムはウェット着用は「オプション」


自分も着用のつもりでウェットもっていっていたのですが、朝会場ついて、自転車のエアチェックしてたら、まだ真っ暗だというのに顔に玉のような汗w

まー見たことないような綺麗な海ということでノーウェット、海パンのみ。速さ的にはウェット着用のほうが速くなりますw 体浮きますからこれ当然!

しかし男のパンイチスタイルを決行!ほとんどの人はウェット着ているが・・・・


スイムは5秒感覚のウェーブスタート、だいたいの時間で3分割。 その中で前いこうが、後ろいこうがはそれぞれの判断で。
真ん中のグループの前のほうに入りました。 1時間15分のグループ。

スイムは浜辺から5人づつスタートします。 この方法だと強烈なバトルにならなくていいですね。
優勝狙うような人は最前列いけばいいだけだし。

そうでない人はスイムバトルにならなくて本当にいいと思います。
国内のロングレースもこの方式を採用してもらいたいものです。


スイムは1.9㎞を2週回。

ほんと海水が綺麗で気持ちいい。 5m位離れて泳いでいる人もよくわかります。
自分がコースそれそうになっても横の人との距離を気を付けていればヘッドアップ必要なしw
これだけ楽なスイムはないんじゃなかろか????

特にバトルなく、水のむことなく・・・気持ちよく上がって1時間29分w  


ガーン!!! ロングレースで一番気持ちよく泳いだわりには最も遅いタイムwww 


一番早かったのが最初のバラモンで1時間10分位、この時は女子エイジトップとほぼ同じにスイムアップ。

2回目のバラモンで1時間15分ですから・・・年々遅くなってますw

まー気持ちい時点で (*´Д`)ハァハァ してないのですから当然か?www



これはスイム練習のしなさすぎw スイムは捨ててほとんど練習してなかったですからwww

最初のバラモンときは週4回、毎回3000mは泳ぎこんでましたw
ちなみに今回はスイムは週一に軽く1500m泳ぐ程度w 反省・・・


しかしエイジ29位。(48人中) そんな悪くない順位。気を取り直していこう。

余裕のVサイン! (このあと後ろに転んで他の人に助けられたのは内緒w)



さて次はお楽しみのバイク!

しかし、この日バイクには予期せぬトラブルが・・・ ガーミンのパワーメーターが反応しない!!!
来る前に念のため電池は交換してきている。 前日も動いていた。

しかし、朝、トランジット会場きたら反応してない。


嫌な汗かいて何度も試したのだが・・・(この汗がノーウェットを決めた要因でもあるのだがw)
こういう場合は仕方ない! なるようになる! メーターは見るな! ということで、わざとメーターを見えないような角度にしてしまったw

スイムアップは一緒にいったIさん、Mさんとほぼ同じ。 多分同じ位だろうと読んでいたのでこれは想定範囲内。スイムをトップグループで上がる7CHは10分 以上前にいっただろうなぁ・・・ 後方にはSくんと、Rさんがまだ泳いでいるはず。

Mさんは一足先にバイクスタート。
自分はIさんとほぼ同時にバイクスタートラインに。お互いに健闘を誓いありバイクスタート。


普段の練習から見てもどうせIさんは序盤からグングンいくだろうなぁ・・・と、年の功でIさんを先にスタートさせドリンク飲みながら1分ほど時間おいてスター ト。

序盤はアウターの一番ローからスタート、これは練習でもやっているのと同じ。 
軽いギヤで体をほぐし、ケイデンスを上げる。500mごとにギヤを1段づつ上げて。

Iさんは案の定、グングン序盤からあげているので、もう視界にはいない。 おそらく30-40㎞位で追い付くと判断。
序盤の坂が終わるのが7㎞位の地点なのでそこまでは軽いギヤでクルクル回す。坂の頂点を超えるあたりからアウタートップまであげて追撃開始。

だいたいは下りはみんな足止めるのですが、自分は高いケイデンスでガンガン回す。 時速70㎞近いペースでこの下りだけで一気にごぼう抜き。


今回の作戦は平地で休んで、坂で頑張る作戦。 佐渡とは真逆。


上り坂にくるたびに勢いでいけるようなところは一気にアウタートップでクリア。

台湾はきれいな景色が多い。バイクで走っていても景色がどんどん変わっていくので楽しい。

走り出して30分経過して呼吸も安定しだしたので補給食を徐々に。
よくバイクパートはいってすぐ食べている人がいるけど・・・これはまだスイムの呼吸が安定しないのでつらい。35㎞位の地点で予想通りIさんが視界に。 Iさんも暑さでけっこうきつそうな 顔。
お先に・・・とパスして次はスイムでトップで出ていった7chを追う。


バイクは3つの島を変則2週回半。 

最初の島の最西折り返し直前には一番きつい上り坂が続く。 小木坂まではいかないけど、まぁそれには近いかも。
暑さもあってここでは相当みんな苦しめられているようだ。

まだ元気いっぱいなのでタリラリラ~ンのテーマソングを口づさみながら一気にこの上り坂をクリアして折り返し。


折り返してからは一気の下りを抜けて、海岸沿いの細い道へ。
昔ながらの民家が軒を連ねる。眺めよく、下田~河津あたりを走っているような感じ。

一か所下りの急カーブ! カーブ手前で「スローダウン!!!!」と叫んでいる。  

これは「押すなよ!」と言っているようなものか???

たいしてスピードを落とさずカーブに突っ込んでみたら・・・

腿で強引にフレーム押して倒しこむも曲がれない! 

危ない、しかも逆バンク、急停車するくらいブレーキングかけてクリア。 二人ほどコース外で倒れていた。 ここで落車したのだろう。

 イメージ図



危ない危ない・・・2週目はもっとスピード落とさないと。 

この逆バンクカーブ、ホテルで一緒の方が落車して、鎖骨骨折にアバラ7本の重症くらっておりました。


バイクも順調に時速30㎞~35㎞ペースでクリア。 しかし、時間経過で太陽が高くなるにつれて気温もグングンと上昇。 

 イメージ図

バイクも100㎞超えてあと80㎞。ここからペースアップ。 しかしこれが裏目に。


あまりの暑さでエイドでは止まるつもりは毛頭なかったけど・・・  エイドで止まって、巨大バケツにはいっている水を体に2-3回かける。
気持ちいい~~~  

  イメージ図

180㎞を時速30㎞以上で駆け抜ける!という目標もどこにいったやら・・・明らかに佐渡より遅いペース。

そんなことなもんで・・・2週目からはスピードも落ちてくる。 まいったな・・・ とりあえずランまでは我慢しよう。
エイドで水をかけかけ走る。 完全停止になるのでタイムロスが半端ない。

コース脇には自転車に乗ったまま倒れてそのままゲロッているお兄ちゃん。  やばい暑さだ・・・・

  イメージ図

「Are you alive?」 と声をかけて、近くのマーシャル探して 「He’s dying.」と声をかける。2回目の折り返ししてからが辛かった。

折り返してから最初の橋の上でスイムで先行していた7ch発見!どうやらパンクしたようだ。
「大丈夫???」 タイヤを外してクイックショットを入れ始めてる。

 
とりあえずこれでダメならタイヤは裂けているはずなので自分の持っているタイヤとボンベを渡すしかない。
彼女には入賞はもちろん、KONAのスロットがかかっている。
クイックショットを注入してタイヤチェック。

「どうだ???漏れてそうか???」  「漏れてません!大丈夫そうです!!!」

 よかった!

復帰できそうなのを確認して再スタート。

しかし、ここまでこないと追い付けなかったということは彼女もバイク速くなったもんだと感心。

しかし日陰なく暑い・・・ 飛びそうな意識と戦いながら街中へ。

まるで首の周りに松岡修三が3人くらいまとわりついている感じだ・・・・

しかし残り10㎞もない。

ランに入れば2㎞ごとにエイドの休憩所がある。このペースならランで9時間とれそうだ。なんとか頑張ろう・・・・
まっすぐ走れなくなってきた・・・・



ふらふらしながらバイクフィニッシュへ。

6時間55分。 後半の落ち込みがやばい。 目標の6時間より暑さで1時間も落とされた・・・それでもエイジ20位。  あとで見たら AVEで時速27.7㎞ 水かけでエイドなどで止まったロスが響いてるが全体でも1/3以上には入っている。猛者し か出てこないロングでこの順位は上出来だ。


しかし、バイクで予想以上に足を削られてしまった。
このあと42kmも走るのか・・・・・・・

ほぼ放心状態。

救いといえばランで8時間半も もらえているということ。歩いてでも完走できそうだ・・・・

ラン編に続く・・・